古希のお祝いの相場はどれくらい?食事会をするならいつがいいの?

義父や義母が古希を迎える、そんな時に頼りにならない夫をもつと自分でいろいろ考えないといけないので大変です。

その上、夫に兄弟姉妹がいるとさらに考えなければならないことが増えてしまいます。

この困った状況を上手に進めていく方法をまとめました。

 

古希って、「昔から人生を70年生きる人は稀である」ということから来ているのですが、平均寿命が延びた現代において、70歳の人は決して珍しくなくなってきました。

でも、60歳の還暦のお祝いは特にしなくてスルーしても、さすがに古希となるとそうもいかないと思う方が多い様です。

それでは早速進めていきましょう。

 

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古希のお祝いの相場はどれくらい?

友人の結婚式のご祝儀などは、3万円くらいとある程度の相場があります。

でも、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の長寿お祝いなどは、なかなかいくら位という相場がありません。

その理由には、もちろん地域の慣習もありますが、それ以上に「どんなお祝いの仕方をするか」で大きく変わってくるからです。

たとえば、記念に旅行をプレゼントすれば、どこに行くかにもよりますが、10万円~20万円はかかってしまいます。

食事会なら、人数にもよりますが、あなた方ご夫婦とお子さんが2人いたとして、義父母を加えれば6人となり、2万円~5万円の出費となります。

贈り物であれば、1万円~3万円くらいでも、ある程度のプレゼントが用意できます。

 

夫が一人っ子なら

夫が一人っ子であれば、自分の家計のことを中心に考えて進めていけるので比較的簡単です。

義父母が古希を迎える頃は、ご自分のお子さんが小学生とか中学生、あるいは高校生くらいのことが多いのではないでしょうか。

教育費がかかるし、さらにこれから先のことを考えれば、大盤振る舞いができるわけではありません。

ですから、決して見栄を張らずに、無理をしないで出来る範囲でお祝いをして差し上げれば良いでしょう。

その代わり、普段から時々電話をするとか、お誕生日にはお菓子を送るなどしてコミュニケーションをよく取るようにします。

まとめてど~んとお祝いをしてもらうのも、いいとは思いますが、こまめに顔を出してくれたり、気に掛けて電話をしてくれる方が嬉しいのではないでしょうか。

 

義妹や義弟がいたら

例えば、義妹や義弟が独身なら、金銭的にゆとりがあって旅行をプレゼントし、さらにそれに加えて誕生日には何かを贈るかもしれません。

でも、この場合も見栄を張って合わせる必要はないです。

義妹や義弟はおじいちゃんやおばあちゃんの実の子ですから、独身であれば自分の思い通りのことができて当たり前です。

でも、あなたはご家族がいますので、あれこれ考えないことです。

旦那様が、それで不足と思えば自分のお小遣いをやりくりして何かを贈ればいいでしょう。

だって実の子なんですから。

 

もちろん、これらを勝手に決めないで夫と相談する必要はあります。

「今の家計の状況はこれくらい、これから先にかかりそうな教育費がこれくらい、だから今回の古希のお祝いには予算5万円以内にしたいんだけど、どうかしら」

こんなふうに「○○だから○○にしたい」と話せば、夫も理解を示すことでしょう。
もっとも、そんな相談に親身になってくれれば苦労はしないんですけどね(^^;)

 

古希のお祝いに食事会はどう?

おじいちゃんとおばあちゃんの2人暮らしで、おじいちゃんが古希を迎えたお宅がありました。

お子さんが3人いて、3人とも結婚しており、孫が全部で5人います。

旅行という話もあったようですが、それぞれの仕事や、子どもの学校のことを考えると日程を合わせるのが大変です。

さらに、おじいちゃんの方の足腰が少し弱ってきていて旅行はあまり気が進まなかったようです。

そこで、皆さんがお正月に実家に集まり、近くの料理屋さんで全員そろっての食事会をしました。

後で聞いた話では、おじいちゃんとおばあちゃんは大喜びで、一番小さい小学生の子が孫代表でお手紙を読んだ時には涙を浮かべて感激していたそうです。

食事会に、お祝いのケーキであれば、3家族で割ればそれほどの出費にはなりません。

もちろん、交通費や実家に全員が泊まることが出来なければホテル代など他の出費もあるでしょうが、費用対効果は高いのではないかと思います。

 

ご主人に兄弟姉妹がいないのであれば、実家に泊めてもらい、心を込めてご自分で料理を作る方法もあります。

慣れない実家のキッチンで大変かとは思いますが、料理が好きなら、費用も抑えられるし手作りのもてなしはきっと喜んでもらえると思います。

費用を抑えた分、お花を買っていってお孫さんから食事の時に渡してもらったり、ちょっとした記念になるような名入れの湯飲みなどをプレゼントすればさらに良いでしょう。


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古希のお祝いはいつすればいいの?

本来は古希や米寿、白寿といったお祝いは数え年でお祝いします。

その場合はお正月にすることが多くなるでしょうが、複数の家族が集まるのであれば、集まりやすくていいのではないでしょうか。

最近は満年齢で数えて誕生日にするケースもよくあります。

おじいちゃんやおばあちゃんが近くに住んでいらっしゃる場合は良いでしょうね。

 

ただ、いつがいいかという日程に関しては、あなたや関係者だけで決めないで、ご本人に相談してください。

本人に知らせないまま誕生日に古希の祝いをしようと考えていたら、「古希を祝ってもらえない」と悲しい気持ちをもってしまうかもしれません。

数え年は新年を迎えたときに1歳、年令が加わるので満年齢より早くなりますからね。

くれぐれもそんな行き違いにならないように、日程に関してだけは早めに相談しましょう。

義父母の健康上のことも考える必要がありますので、場合によっては前倒しですることだってあるかもしれません。

たとえ慣習とは違ってしまっても、要は、当人はもちろん、関係者みんなが理解して気持ちよく進めることが一番です。

 

まとめ

何よりも元気に古希を迎えることができたこと、大変おめでとうございます。

先に紹介したご家族のように、金額ではなく、相手のことを思いやる気持ちと、心からお祝いをしようという姿勢があれば、きっとうまくいきます。

素敵な古希のお祝いになることを願っていますね。

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