なかなか帰らない客で困った時に早く追い返す方法とNGな行為

こちらが招いたお客さんでも予想していた時間を超えて長居をされると困りますよね。

まして、招いた訳でもないのに来たお客の場合は応対するのでさえ疲れますから、長く居座られたら苦痛でしかなくなります。

お盆やお正月などにありがちですし、何かお祝いごとがあった時に訪ねて来た場合にもありそうです。

もちろん、「もうそろそろ帰ってほしいんだけど」といった場面は日常でもたくさんあります。

 

そんな時にスマートに帰す方法があります。

もちろん、失敗したこともありますので、それをNG行為としてまとめましたので、くれぐれもそんな方法はとらないようにしてくださいね(^^;)

 

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なかなか帰らない客で困った時にどうする?

相手が帰るの時間をまったく気にしない。
あるいは帰したくないので、何日でもいて欲しい。

こんな気持ちになるのは恋に火がついたばかりの恋人同士くらい、普通だったら来訪してもらえないような有名人だったとしても日数が重なれば、「えっ? いつまでいるつもりなの?」と思うのが普通ではないでしょうか。

まずは私の失敗談から聞いてください。

話が盛り上がって客を帰せなくなって失敗しました

仕事関係の友人を5~6人招いた時です。

いつものように我が家で食べ物を用意し、飲み物を持ってきてもらい飲み会スタート。

私の友人ですが、カミさんも知っている人が数人いたので、話がとても盛り上がりました。

 

いきなり話が逸れますが、実は準備が少し間に合わず、結果的に盛り上がるような料理の提供をしてしまったのです。

何度も友人を招いてホームパーティーのようなことをしているのですが、

最初にどーんとテーブルに料理を全部載せると、最初に料理をパクパク食べるため飲み物は進まず、結果的に食べ物も残ることが多いんです。

ところが、この日のように飲み物先行で、1品出してはみんなで食べて皿を空にし、

飲み物だけの時間が間に入って、次の1品という出し方をすると、料理もアルコールもすごい量になります。

妻と2人で「どうする? もうこんな時間だよ!」と相談したのですが、結局「帰ってください」と言い出せずにいました。

そして、
「もう俺たちは寝るので後はよろしくね」と言って私たちは2階の寝室に行きました。

それでも盛り上がっている彼らの勢いは止まらず、結局何時までやっていたのかわかりません(^^;)

 

翌朝はリビングは整理整頓され、お皿も洗ってあってキッチンもきれいになっていました。

それでもトイレは嘔吐した後に掃除をした形跡があり、掃除をし直しましたが…。

 

結果的に大きなトラブルにはなりませんでしたが、

もし、何かが壊れていたとか、無くなっていたということがあっては困りますし、

翌朝起きてきたらリビングでみんな雑魚寝していたなんてことになったら大変だったと思います。

ですから、「後はお願い」と言って任せるのは絶対にダメなことだと思います。

 

招いたわけでもないのに長居をする客

保険屋さんが更新の手続きに来たとき、要件が済んだにも関わらず長居をされて困ったことがあります。

あと、私は経験が無いのですが、奥さんの知り合いが来て長居をするとか、奥さんの親戚が来てなかなか帰らないといった時も困るでしょうね。

あるいは女性の場合だったら次のような場面になってしまうと男性以上に困るのかもしれませんね。

・旦那さんの会社の人が来てずーっといて、「えーっ 夕食を食べていくつもりなの?」という時間までいるけど、旦那さんが楽しそうに談笑しているのでどうしたらいいかわからない。

・旦那さんの上司が来て一緒にお酒を飲みながら夕食を食べたのはいいけど、その後帰ろうとしない。

・夫の友人が来て楽しく盛り上がっているけど、遅い時間になってきたし、泊めたくはないし…

子供の友達が遊びに来ているのであれば、「もう夕食の時間になるから終わりにしようね」とかストレートに言えますよね。

でも、相手が大人の場合は、ストレートに言っては失礼になるのではないかと思うこともあります。

また、自分ではなくパートナーである夫や妻のお客の場合は、相手の気持ちを害するのではないかと、思わず悩んでしまいます。

 

そんな時にスマートに早く帰らせる方法をあげてみます。

 

なかなか帰らない客を早く追い返す方法

いくつかの場面別に整理しました。

保険屋や業者の契約に来た客の場合の帰し方

保険屋さん、車屋さん、建築業者、電気屋さん、設備屋さんなどの方は仕事、ビジネスで来ているのですから、ストレートに言ってまったく問題はありません。

わたしなら
「これで契約の手続きはいいでしょうか、それでは今日はどうもありがとうございました」と言って自分から先に席を立って玄関に誘導します。

もしかしたら、業者は契約のお客さんであるあなたを気遣って話を盛り上げている場合もありますので、こちらから話を切ってあげる必要があるのかもしれません。

業者ではないけど、訪ねてきた知り合いのようなお客さん

この場合も、相手の要件で来た人ですので、業者に準じた対応でまったく問題ないと思います。

私なら
「今日はありがとうございました。○○の件は了解しましたのでご安心くさい。これからもよろしくお願いします。」
と言って先に席を立ってお客さんの帰宅を促します。

特に用がなくてお茶のみに来たような場合は
「いやー、いろんなお話を聞けて楽しかったです。また機会があったらお越しください。今日はありがとうございました。」
と言って相手より先に立って玄関に向かいます。

 

いずれの場合も、言ってすぐに自分が先に立って玄関に誘導して帰宅を促します。

 

自分が招いたお客が帰らない場合

先ほどより難しいですね。

なぜなら、早く帰そうとすると、相手にしてみれば
「何さ、自分で呼んでおいて、その対応はないんじゃないの!」という気持ちが心の中に生まれてくるでしょうから(^^;)

 

最初に○○時までね、と告げておくとお客を帰しやすい

近所の親しい人を家に招いてバーベキューや飲み会をするとき、特に長くなりそうなメンバーの時はこの手でやります。

あらかじめ伝えてあるので、時間なった時に「○○時になったので後片付けしましょう」と言いやすくなりますし、後片付けを一緒にした後は皆さんスムーズに帰ってくれます。

 

これから来客があるといってお客を帰す

・これから彼氏(彼女)が来る予定なので

・これから親(親戚)が訪ねてくるので

ここで、うっかり「知人が訪ねてくるので」「友人が来るので」と言うのは要注意です。

なぜなら、「私よりその知人の方が大事なの」「俺よりその友人の法が大切なんだ」となってしまう恐れがあります。

 

また、親御さんが遠方にいらっしゃるのであれば、「へぇー、あんなに遠いところから親が来るんだ、何かあったの?」と突っ込まれそうです。

そこで、先の例のように、彼氏、彼女、親、親戚が無難です。
上司や取引先なども場面によっては使えるかもしれません。

 

これから出かけるのでと言ってお客を帰す

・これから出掛ける予定があるので

・そろそろ夕食の買い物に行かなければいけないので

・これから仕事の打合せに行かないとダメなので

・そろそろ子供を迎えに行かないといけないので

「えっ、どこに行くの?」と突っ込まれた時のことを一応考えておくといいです。

本当に行く予定があるのなら問題ないですが、予定もないのに「○○スーパーへ」とか「○○店」と言ってしまうと、「私も一緒に行くね」と言われるとかえって面倒なことになってしまいます。

 

意外とシンプルな次のような言い方がお客の帰し方としてはスマートかもしれません。

「これから出かけるのでいいかな?」
「えっ? どこに行くの?」
「うん、ちょっとね…」

そう言葉を濁せばいいでしょう。

夜のお客様の場合の帰し方

・明日朝早いので

・明日、子供が朝から出かけるので

・今日はいろいろあってちょっと疲れたのでそろそろ休みたいんだけど

・明日、パパが朝早く出ないといけないので(ママの場合)

・今日、妻の体調がちょっとすぐれないので(父親の場合)

夜のお客さんでお酒を一緒に飲んでいる場合

上記の言葉で帰す方法もありますが、私の場合はもっぱら次のようにしています。

・終わりにしたい30分位前から食べ物の提供をしない

・終わりにしたい時間が近づいてきたらテーブル上の空いた器やグラスを片付け始める

「最後、お茶にしますか? コーヒーがいいですか」と聞く
※これ、お客に帰ってほしい最高のサインです!

・お茶や紅茶、コーヒーなどを出したら、残っている食べ物の皿も片付ける

・「1杯では何ですから、もう1杯いかがですか?」と聞く

・だいたい皆さん、ここで帰ります(^^)/

・帰らずに2杯目を言ってきたらお客のおかわりは出しますが、自分たちはお代わりをしないで片付けます。

・つまり、テーブルの上にはお客のコーヒーカップだけですね。

それでも帰らない人がいたら、上記の言葉を言ってとどめを刺します。

 

嫌なお客を帰らせる最終手段

普通の神経の持ち主であれば、今まであげた方法で帰ってくれると思いますが、それでも帰らない非常識なお客がいたら最終手段にしましょう。

・そろそろお帰りいただきたいのですが

・すみません、これで終わりにしてもらっていいですか

・タクシーを呼びましょうか

飲みつぶれているお客さんなら本当にタクシーを呼んで押し込んでしまいましょう。

ここまで言ってもダメな無神経な客なら、「帰らないと警察呼びますよ」もありかもしれませんね(^^;)

 

角を立てないために前後に言葉を足す

わかりやすいように、シンプルに理由だけ書きましたが、このまま言っても伝わらないことがありますし、時にはあなたと来訪者との今後の関係に影響する場合もあるかもしれません。

そこで、こんなふうに前後に言葉を足してください。

 

例/明日朝早いので

「すみませんが、明日は朝が早いのでいいですか?
ゴメンナサイね、急がせてしまって…
今日はありがとうございました。楽しかったです。」

ただ、あんまり言葉を盛ってしまうと、調子に乗ってまた来ることになるかもしれませんのでほどほどに(^^;)

そして、次回は「今日は予定があるので○○時までになりますが…」とあらかじめ断るようにしましょう。


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なかなか帰らない客にしてはダメなNGなこと

今までも少しNGな行動について触れましたが他にもあります。

替えって欲しい相手を気遣う理由はNG

・もう終電がなくなりますよ

・そろそろお子さんの迎えに行かないとダメなんじゃないですか

・ほら、もうこんな時間だけど大丈夫?

これらは相手を気遣っているので角も立てないでいいようですが絶対にダメです。

もう終電がなくなりますよ
じゃぁ今夜泊めてくださいよ

そろそろお子さんの迎えに行かないとダメなんじゃないですか
今日は主人が迎えに行くので私はまだ大丈夫なの

ほら、もうこんな時間だけど大丈夫?
ええ、今日は何時まででも大丈夫よ

訪問客から、こんなふうに返されたら長居する口実を作ってやるようなものです。

 

自分が招いた客に「人が来る」「出かける」は使えない

こっちとしては1時間くらいのつもりだったのに、話を一方的に聞かされて3時間にもなると我慢の限界です。

そんな時に思わず「この後予定があるので」と言うと、相手の人は「何さ、自分で呼んでおいて予定があるってどういうこと?」と反感を買う場合があります。

 

あなたは1時間のつもりでも相手にはそれが伝わっていませんからね。

 

パートナーのお客を自分の判断で帰すのはNG

・奥様のママ友が日曜日の午前中に来たのに午後になっても帰らない

・パパの同僚が夕方来たんだけどパパが飲ませてしまったらいつまでも帰らない

こんな時、ママ友が帰らないといってパパが「もうこんな時間なので終わりにしてもらっていいですか?」と言って帰してしまった。

パパの同僚に「子供を寝せないといけないので、タクシー呼びますね」などとママが勝手に話をしてしまった。

確かに自分で招いたのではないお客が長っ尻して居座っていると、イライラして早く帰したい気持ちになると思います。

 

でも、その結果、お客は無事に帰っても夫婦の間に亀裂が入ってしまう危険性があります。

・「子供のこともあるから大事なママ友にあんな言い方ってないでしょ」

・「俺もそろそろ終わりにしようと思ってたけど、お前が言うべきじゃなかったね」

そんな場合は、「あなた、ちょっといい?」とか「ちょっと来てくれる?」とキッチンにでもご主人あるいは奥様を促して、事前に相談してからにするといいかと思います。

 

なかなか帰らない客で困った時に早く追い返す方法のまとめ

お客がなかなか帰らない、それでもいい方法がなかなか思いつかない。

何かを言っても自分が言うと嘘くさく聞こえてしまいそう。
切り出すタイミングが難しくてなかなか言えない。

そんな時はちょっと手の込んだこんな方法もあります。

ちょっと席を外して、その場にいない旦那さんや奥さん、あるいは親しい友人にLINEでメッセージを送ります。

「ゴメン、お客さんを帰したいんだけどタイミングが取れないので、5分後くらいに私に電話をしてくれる? その後、私が適当な話をして切るね」

そして電話が来たら適当に2言、3言話をして切り、その後「ごめんなさい。急用が入ったのでこれから出かけないとダメになってしまいました」と言って帰宅を促す方法です。

 

頼める人がいないという方なら、「アリバイ電話」で検索してアプリを使う方法もあります。

私はiPhoneを使っていますが、「フェイク着信!」というアプリを試してみました。
帰って欲しい客を帰らせるアリバイ電話
帰って欲しい客の帰宅を促すアリバイ電話
帰って欲しい客の帰宅を促す便利アプリ

何分後にニセ電話が欲しいとか、どこからかかってくるかなどを設定できてバッチリ使えました。

時間のあるときにインストールしておくと、いざという時に便利かもしれません。

逆のことがあるといけないので、友人の家におじゃまして飲んでいるときはお茶を出されたら早々に帰ります(^^)/

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