まず、あなたが喜寿のお祝いをしようとする相手の方は幸せですね。
だって、あなたのように「お祝いは何にしよう!」と真剣に考えてくださる方がいるんですから。
せっかくのその温かいお気持ちが相手の方に伝わるように情報をまとめました。
まず、ここでは送る相手の方を女性で考えています。
あなたのお母さんやおばあちゃんの場合もあるでしょうし、お世話になった女性の場合もあるかもしれません。
でも、あなたがお子さんの場合と、孫、ひ孫、血縁関係のないお知り合いの場合とで、特にお祝いの内容が変わるものではありません。
むしろ、あなたの年令によってお祝いの贈り物の予算が多少変わってくるかもしれません。
ここではあなたが社会人でご自分の収入があることを想定してお話を進めます。
ただ、年令が異なっても共通することも多いですので参考にお読みいただければ嬉しいです。
参考までに喜寿のお祝いのおすすめの金額相場は次の通りです。
・部下やお世話になった人 5000円~1万円
・学生、高校生 3000円~5000円
・小学生、中学生 1000円~3000円
※小学生や中学生の場合は、お金をかけずに手作りのものをお勧めします
喜寿お祝いの贈り物は何がいい?
ご存じでしょうが、還暦や古稀は同じ長寿をお祝いするものですが、もともとの発祥は中国です。でも、喜寿のお祝いは日本発祥のものなんです。
「喜」の草書体は「㐂」となりますが、上の七と下の十七(七七が重なっている)を合わせて七十七と読んんで77才になる年をお祝いをしようと始まったものだそうです。
喜寿のお祝いは、数え年で77才の時にします。
現在では、数え年を使うことは少なくなってきましたが、こういったお祝いごとは昔ながらの数え年を使うことが一般的ですので、お祝いする年を間違えないように注意してください。
ただ、満年齢でする方も増えているようです。
自分一人で決めてしまわないで、関係する人に確認して間違いのないように進めてください。
また、お勧めの金額相場についても、地域や家庭によって違いがありますので、関係者に確認してある程度他の方と揃えれば間違いありません。
喜寿のお祝いの贈り物に決めごとはある?
特に、「○○を贈る」という決まり事はないようです。
ただ、色、テーマカラーは紫色です。
古来、紫色はとても高貴な色として来ていますので、色を選ぶ時に参考にするといいでしょう。
ただ、贈るお母さんやおばあさんには好みがありますので、贈り物の色は好みを優先しましょう。
その場合は、プレゼントする品物を包む風呂敷を紫色にしてはいかがでしょう。
喜寿お祝いの贈り物ランキングは?
では早速、喜寿のお祝いのプレゼントは何がいいか、考えてみましょう。
喜寿のプレゼントを、いざ選ぼうとすると、つい他の人が何を贈っているかのランキングが気になります。
でも、ここで一番大切なことは次の2点です。
・他の人と贈るものがダブらないか
おばあちゃんをリサーチする
たとえば素敵な置物をプレゼントしたけど、飾ることをあまり好まない方かもしれません。
同様に次のような場合は、せっかく贈っても母や祖母の喜びが半減してしまう恐れがあります。
・プレゼントでボールペンや万年筆を選んだけど、最近は自分で書かないで代筆してもらっている
・お酒が好きなのでワインを贈ったら、いつも日本酒を飲んでいることがわかった
・美味しそうな和菓子の詰め合わせを贈ったが、他の人の贈り物を身近において大事にしているのを見たら、食べればなくなってしまう品物で後悔した
・素敵なワンピースを見つけて贈ったが、足が不自由になって最近は外出をしていない
おばあちゃんの好みや欲しいものについてはリサーチ、つまり事前調査をすることをお勧めします。
リサーチの方法には次の3つの方法があります。
本人にストレートに聞く
あなたとの間柄や関係にもよりますが、直接聞くことができれば、それが一番いいです。
数え年ではなく、満年齢で喜寿のお祝いをするようであれば、誕生日にする場合が多いかと思います。
「今度のお誕生日は喜寿のお祝いですね。おめでとうございます。私もお祝いの贈り物をしたいんだけど、何か欲しいものはありませんか」
あるいはもっと具体的に
「今年の誕生日は喜寿のお祝いですね。おめでたいことなので私も贈り物を考えています。
ストールか、おじいちゃんとお揃いの湯のみを考えたんだけどどうかなぁ、もちろん他のものでもいいよ」
そんなふうに聞かれると、おばあちゃんも考えやすいかもしれませんね。
会話の中から見つける
本当は喜寿のあらたまった贈り物よりもあなたが訪ねて顔を見せてくれるのが一番うれしいかもしれません。
可能であれば、おばあちゃんの所に行っていろんなお話をしてください。
「あまり出歩かなくなったから、毎日ほとんどテレビを観ているよ。でもずーっと座っているから腰が痛くなってねぇ」
そんなお話の中から「座椅子」か「マッサージ器」がいいかも、という考えが見つかるかも知れません。
「まだまだ元気だからしょっちゅう出掛けているよ。でも最近は日差しが強くてねぇ」
そんな会話から「日傘」や「タオル地の素敵なハンカチ」という発想で出るかもしれません。
関係者に聞く
本人には内緒にしたい場合や、直接お話をする機会が取れない場合は、同居している家族など関係者に聞きましょう。
「おばあちゃん、今年喜寿のお祝いだよね。いつお祝いするの? 私は「記念の座布団」か「クッション型のマッサージ器」にしようかと考えているんだけどどうかなぁ。他の人とダブってもいけないので話を聞かせてください」
喜寿のお祝い贈り物おすすめ5選
ランキングと言うよりはおばあちゃんの好きなことや生活の様子の違いを元に5つ選んでみました。
1.お花の好きなおばあちゃんなら
お花が好きで、自分で植えた花や鉢花を世話しているような方なら、鉢植えのお花がお勧めです。
そのまま鉢で育てることもできるし、地に植えて育てることもできます。
好きな方ほどこだわりがあるものですので、最近、何を育てているかをお聞きしてみるといいです。
バラやあじさいは毎年のように新品種が出ますので、新しく出た品種だと喜ばれるのではないでしょうか。
好きだけど自分で育てることはしない方でしたらフラワーアレンジメントがいいですね。
購入する際は、「おばあちゃんの喜寿のお祝いに贈ります」とお店の人に声をかければ、
その季節に合った素敵な組合せを考えてくれるでしょう。
2.お酒が好きなおばあちゃんなら
高価な純米吟醸酒を1升瓶で贈るのも良いですが、利き酒セットや飲み比べセットといった、量の少ない瓶で3~5種類がセットになっているのがお勧めです。
ワインがお好きな方なら、同様に高価な1本より、手頃な価格のワインを数本組み合わせてはいかがでしょう。
ワインの場合は赤白どちらも飲まれると思いますが、「赤が好き」であれば当然、赤で揃えた方が喜ばれます。
焼酎も同じ考え方で良いと思います。
ただ、芋が好きな方は麦をあまり飲みません。麦が好きな方の中には芋は嫌いという方さえいます。
ですから、どちらが好きなのかを事前に聞いてみてください。
お花やお酒を贈る場合、特にお酒は飲んでしまえばなくなってしまいます。そこで、お祝いのメッセージをていねいに書いて添えて贈るといいですね。
詳しくは後ほど触れます。
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せっかくの喜寿のお祝いですから、きちんと形に残したい、そういう方は次をご覧ください。
3.家にいることが多いおばあちゃんなら
名入れの湯飲みや名入れのお箸はいかがでしょう。
本人の名前を入れるもので喜ばれます。お名前ではなく「喜寿お祝い」と入れてもいいですね。
身近において使ってもらえるし、長く愛用していただけます。
使うたびにあなたのことを思い出してくれるかもしれません。
予算が許せば、湯のみとお茶とセットにしたり、お箸と珍味などの食品と組み合わせるとあなたの心遣いが伝わります。
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4.お出かけが好きなおばあちゃん
素敵な杖、あるいはステッキがあります。
使う習慣がなければ別ですが、すでに持っている方でも嬉しいもの。
折りたたみの出来る実用品とか、可愛いものとかいろいろありますから選んで見てください。
楽天市場/杖 女性
日傘も良いですね。
もちろん、贈る季節にもよりますが、日差しの強い夏はもちろん、春や秋も紫外線が強いですから、結構オールシーズンに近い形で活用してもらえます。
これも杖と同様、すでに持っていても、可愛いデザインのものなど何本あっても重宝します。
おでかけの時に着る洋服もいいですね。
ワンピース、ブラウス、スカートなど、おばあちゃんの好きそうなデザインを選んであげましょう。
ただし、洋服の場合はサイズを前情報としてきちんともってから購入してください。
もう少し気軽に選ぶなら、小物で考えましょう。
手袋、帽子、ストール、ハンカチ、靴下などお勧めですし、ちょっとした小物を入れるポーチもいいですね。
ポーチを選ぶ場合、肩からたすきがけにできると手が空きますし、落としたりする心配がありません。
5.寝ていることが多いおばあちゃんなら
高齢のおばあちゃんになると、寝ている時間が多くなったり、場合によっては寝たきりに近い状態の場合もあるでしょう。
そんな時は、パジャマがお勧めです。
おもいっきり可愛い色やデザインのものにしましょう。
また、時折起きる時間がある方なら座椅子など喜ばれるかもしれません。、
喜寿のお祝いメッセージはどう書けば良い?
喜ばれるメッセージに条件があります。
ポイントは次の通りです。
・おばあちゃんを気遣う内容を入れる
・おばあちゃんとの思い出を入れる
・自分の近況を入れる
・自分の今後の決意を入れる
・おばあちゃんとの再会を楽しみにしている言葉を入れて締めくくる
例文を作ってみました。
おばあちゃん、喜寿のお祝い、本当におめでとうございます。
おばあちゃんが元気に今日の日を迎えられたこと、とても嬉しいです。
以前、伺ったときには、よく肩が凝ると話していましたが、その後はいかがですか?
きっと今は元気にしていることと思いますが、少しでもお役に立てればと思い、手軽に使ってもらえるマッサージ器を贈ります。
最近、自分が小さいころ、おばちゃんからよく折り紙の折り方を教えてもらったことを思い出します。
そこで、思い出しつつ折ったのを同封しました。
出来映えはいかがでしょう?
やっぱり、おばちゃんにはかないませんね。
私はまだ社会人になったばかりで、正直大変です。
でも、おばちゃんがよく教えてくれたように、笑顔だけは忘れずに頑張っています。
間もなく2年目となり、後輩も入ってきますので、これから気を引き締めていきたいと思います。
今回の喜寿のお祝いにはどうしても仕事の都合で行くことができませんでした。
でも、今度のお正月にはおばあちゃんの元気な顔を見にいきます。
それまで風邪など引かないようにお過ごしください。
まとめ
何度も言うようですが、高価な贈り物より、あなたに会えること、あなたの声を聞くことが一番嬉しいことだと思います。
日々忙しくて大変でしょうが、時間を見つけて電話をしてみてください。
ここでは喜寿を迎えておばあちゃんに贈るものを考えてきました。
でも、60歳の還暦や、70歳の古希、80歳の傘寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、あるいは100歳の長寿お祝いなどにも応用できます。
それからおばあちゃんのお誕生日や敬老の日などに贈っても喜んでくださると思います。
あなたが一生懸命考えた贈り物、おばあちゃんが喜んでくれるといいですね。