私は男性ですが、男の子2人の子育てに積極的に関わってきました。
大変なこともたくさんあり、後悔することもありますが、
ここでは「大変だったけどやってきて良かったなぁ」と思うことをまとめました。
後悔しない子育てのために父親として、親として…、何か参考にしていただければうれしいです。
子育てを失敗しないために
振り返ってみて「一番大切だと思うこと」は夫婦の協力ですね。
手段はどうあれ、結果的に妻や夫を子育てに関わらせる
私は子供が特別好きだったわけでもなく、料理もやっと自炊をする程度であまり得意ではありませんでした。
でも、子供が小さい時、小学生の時、中学生の時、高校生の時と、積極的に育児に関わり、進んでキッチンに立って料理をしたこと、本当に良かったと思っています。
そうでなかったら母親であるカミさんがどこかでパンクしていたでしょう、きっと。
そして、子ども達の現在の成長の姿はきっと見られないような気がします。
別に私が立派な夫、父親であったのではありません。
上手に私の妻に乗せられてホイホイと調子に乗ってやってきただけです(^^;)
そこら辺の詳しいことは次の記事にありますので、良かったらご覧ください。
子育てで旦那にイライラし離婚さえ考える方の原因と解消法
子育てに旦那が協力しない時にイライラを解消する方法?
後悔って後からするんですよね
子供が幼い頃は、ご飯を食べさせるのも、お風呂に入れるのも、寝かしつけるのもすべて大変。
子育てはものすごいエネルギーが必要だと思います。
そんな子育てを何の苦労も感じなく、楽しいと思いながらしている方は無条件で尊敬します!
そんな大変な子育てなので、ちょっと手を抜くことも日常茶飯事。
今考えれば、「もっとこうしてあげれば良かった」とか「ああすべきではなかった」って思うことも多々あります。
でも、後悔したって何がどう変わるわけではないんですよね。
そこで、今、子育ての渦中にいらっしゃる皆さんの少しでも参考になれば…と思い、
「子育てでやってきて良かった」と思うことを8個ピックアップしました。
子育ては大変だけどやって良かったこと8選
「子育てでしてきて良かったこと」をランキング順にまとめてありますので、子供の成長段階や年齢の順序がバラバラです(^^;)
①子供に弁当を作ったこと
「えっ?」と思いました?
これ、真面目に1位です。
以前、私は中学校に勤務していたのですが、学校の行事や部活動の練習試合などで生徒がお弁当を持ってくる日が時々ありました。
そのお弁当の必要な日について、長い期間、多くの生徒を見てきて思ったこと。
それは「弁当をもってくる子は崩れない」ということです。
どんなに荒れた学校でも崩れない生徒は必ずいます。
そういう子は給食がないときに必ずと言っていいほど家から弁当をもってきます。
いろいろ問題を起こす生徒は、圧倒的にパンを買ってきたり、コンビニの弁当を持ってきます。
これは私だけの経験ではなく、多くの同僚からも聞かれたことです。
別にそのことを理由に弁当を作ったわけではありませんが、子供が小学生、中学生の頃の行事や部活動の時、そして高校の時などは毎日弁当を作り続けました。
作ったのは父親の私です。
まぁ「たまにはパンを食べたいんだけど…」ということも数回ありましたが(^^;)
今、お子さんに弁当を作る必要がある方、騙されたと思って作り続けてください。
きっと「良かった」と思える日が来ると思います。
②子供に自然体験をさせたこと
海に連れて行った時は…
子どもにも教えてシュノーケリングで潜り、サザエや牡蠣を獲ってきてバーベキューをしたことが何度もあります。
今は、サザエ等の採取が禁止されているところも多いのですが、その頃はけっこう自由でした。
子育てをしていると、イヤイヤ期があったり、思春期で親に反抗したりします。
それって、反抗期は自立するために必要な場面ではありますが、親への甘えも多分にあります。
子供の頃は親に言えば何でも自分の思い通りになると錯覚してしまうんですよね。
ところが成長していくと、自分や親の力ではどうしようもできない理不尽なこともたくさん出てきます。
ところが、子供にこの理不尽なことを教えるのは難しい(^^;)
そんな時に自然体験はとてもいいんです。
いくら準備をしても雨が降って台無しになったり、せっかく立てたテントが強風で吹き飛ばされそうになったり…
子どもの頃の「自分の力ではどうしようもできないこと」の経験は貴重です。
③子供に読み聞かせをしたこと
赤ちゃんの頃、夜中に起きてミルクを飲ませたりオムツを替えたりすることをたくさんやりました。
どうも妻の睡眠が深くてなかなか起きないもので(^^;)
その延長か、もう少し子供が成長した頃に「読み聞かせ」も私の役割になりました。
毎日のように絵本を読んであげたり、昔話をしてみたり…
仕事が忙しくて眠気マックスの時にベッドに入ってすぐに「お父さん、絵本読んで!」と子供に言われるのが恐怖でした(^^;)
でも、その後の学習の取り組みを見ると、この読み聞かせの効果は抜群だったと思います。
読書離れが叫ばれる昨今、彼らは今でも多少なりとも読書をしているようですし…。
④いろんな体験をさせたこと
先ほどの海の素潜りだけでなく、ハイキング、キャンプ、登山…
あるいは、旅行でいろんなところに行きました。
中部圏に住んでいるのですが、子供が小学生の頃、「よし旭山動物園に行こう!」と突然宣言して、1泊2日の強行軍で北海道に行ったこともあります。
友人家族の誘いで海外にも一緒に行きました。
後で、子供に聞くと「俺、覚えてないし…」とか「そんなとこ、行ったっけ?」と言われたこともありますが、子ども達の現在の姿を見ると、確実に彼らの血となり肉となっていると思います。
⑤手作りの食事を作ったこと
もちろん、冷凍食品にもお世話になりましたし、レトルト食品も使いました。
でもできるだけ料理は手作りを心がけました。
子供は男2人ですが、父親がキッチンに立つのを見て育ったせいか二人とも料理が得意。
彼女とのデートで料理を作ってあげることもあるようです。
ちょっと大げさですが自分の力で生きていける、そんな生きる力とも言えるようなものがついたと思っています。
⑥一生懸命仕事をしたこと
あるとき、先輩教員にこう言われたことがあります。
「夫婦の仲が良くて、仕事熱心な家庭はだいたい心配いらないものだよ」
なるほど、その通りでした。
私は、途中で思うところあって教員の仕事を辞めましたが、ちょうどそれが子ども達の思春期の頃でした。
親バカですが、子供は2人とも頑張り屋です(^^;)
でも、それは、毎月給料が振り込まれる仕事を辞めて、自分の力で悪戦苦闘しながら稼いでいる父親を見たからではないかと、密かに思っています。
⑦夫婦の仲がいいこと
本当は、この順位はもっと高いのですが、うちの場合は半分は良くて、半分がダメだったので順位を落としました。
実は下の子が小学生の頃までは、私たちの夫婦仲はあまり良くなかったんです。
妻も私もその自覚はなく、喧嘩ではなく議論をしていたつもりでした。
ところが子供の目にはそれは夫婦ゲンカにしか見えなかったようです。
これは最悪ですね。
万が一、子供や知り合いがこのブログを読むことを考え、具体的な内容はここには書けませんが、下の子に重大な問題が起こっていました。
教育のプロである夫婦にこれはとてもマズイ。
真剣でいろいろな書籍などを読んで最終的にたどり着いたのはアドラー心理学。
それ以来、相手を変えることではなく、私がひたすら自分を変えることに心がけました。
正直、劇的に変わりましたね(^^)/
やはり、円満な子育てをする上で、夫婦の仲がいいことはとても大切だと思います。
⑧子どもにとことん付き合ったこと
2人とも運動部に入ったのですが、練習試合で他県に遠征に行く時など常に応援に行きました。
遠征費を浮かすために保護者で分担して子ども達を車に乗せていったこともあります。
また、部活動の保護者会で餅つき大会や豚汁大会などいろいろなことを企画してやりました。
PTAの役員も積極的に引き受け、学年委員長で行事を企画したり、小学校でも中学校でもPTA会長を務めました。
振り返ってみて、どれもやってきて良かったと思います。
子育てを失敗しないために大変だけどやって良かったことのまとめ
子育ての渦中にいるときは、「早くこの大変な時期が過ぎてほしい」そう思ったこともありました。
でも、小学生の頃にもっとこうしてあげれば良かった、中学生の時にああしていれば、そう後悔しても過去に遡って変えることはできません。
いつか、「やってきて良かった」という日が必ず来ますから、それを信じてできることを出来る時にすることをお勧めします。