子育てに旦那が協力しない時にイライラを解消する方法?

旦那に「子育てでそんなにイライラして俺に当たるようなら離婚する!」と言われた奥様がいました。

この男性に対して、この奥様がその時にどう思ったか想像してみてください。

 

ふざけんじゃないわよ! イライラするのは夫のあんたが原因なんだよ!

きっと、そう想像した方はが多いのではないでしょうか。

申し訳ありません。
私はイライラさせてしまったかもしれない夫の側です。

ですから、協力しない男性側の心の中がとてもよくわかります。
その男性側の心の中と、我が家のことで恐縮ですが、妻と私のやりとりを知っていただくと、少なくても今よりはあなたのイライラが改善することができるかもしれません。

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子育てに旦那が協力しないのには理由がある

カミさんと私は共働きでお互いに仕事を持っていたので、結婚してすぐには子供を作りませんでした。

私たちに赤ちゃんができたのは私が30歳を目前にした頃です。

 

私はカミさんの出産に立ち会うどころか、病院にさえすぐには行きませんでした。

そして、生まれた日の夜にようやく病院に行ったのですが、「あの赤ちゃんですよ」と言われた赤ちゃんを見て、正直のところ可愛いとは全然思いませんでした。

カミさんの実家は高速で車を飛ばしても1時間くらいかかるところにありましたので、カミさんが実家にいる間も数回行った程度です。

実際の年齢は重ねていたり、夫年齢は5歳くらいであっても、父親年齢0歳の状態でした。

 

やがてアパートで一緒に暮らすようになりましたが、元々子供がそれほど好きなわけでもないため、首も据わっていないような赤ちゃんに接するのは怖いというか、面倒で嫌でしたね。

でも、家には私たち2人しかいないので、カミさんが夕飯を作っていれば私が赤ちゃんの面倒を見るしかなく、否応なしに子供と接する時間ができてきます。

 

母は妊娠した時から母性が育つが、夫は何もしなければ父親にはならない

女性は妊娠して、やがてお腹が大きくなってくるととても大変だと思います。

でも、だからそうやって早い時期から少しずつ少しずつ母親の自覚が出来てくるように思います。

 

それに引き換え、男性は何もしなければ男性のままであって、父親にはなれないのではないでしょうか。

 

女性の側から見ると、旦那が最初に赤ちゃんを抱く様子って、危なっかしくてしょうがなかったでしょ!

ミルクを飲ませるのも下手で、赤ちゃんをあやすことさえできなかったでしょ!

だから、心の中では
フン、役に立たないなぁ!」と無意識に思っちゃう(^^;)

 

すると、その空気を察した夫は、赤ちゃんの世話から手を引くのがベストかもと考えてしまう。

すると奥様の評価は更に下がり、それが悪循環となり、やがて夫はまったく子育てを手伝わないダメ夫になってしまいます。

 

妻にはめられた夫(私)はどのように騙されたか?

私の妻は、自分の子供は可愛がりましたが、本当は小さい子が苦手です。

そして、家事や育児がとても苦手です。

このことについては次のページに詳しく書いてあります。
子供のしつけにイライラしたら叩く前に読んでほしい犬のお話

 

だから、カミさんは子育てと家事の両立という問題が目の前に来たときに、早々に私には子育てができないという白旗を上げました。

 

「ねぇ、首の据わっていない子の頭を支えてお風呂に入れるなんて私には無理! ほら、あなたなら手が大きいからきっと大丈夫だよ(^^)/」

そうおだてられてアパートに来てからは私がお風呂に入れることになったんです。

 

今、考えると、これは妻が自分で出来なかったんじゃなくて、私にさせる作戦だったのではないか、そう思っています。

 

同じように、私がミルクを飲ませれば、「さすがだわ、私がやるとそんなに上手にゲップをさせられないんだよね。」

「あなたがオムツを替えると、なんでこんなに良い子にしているんだろう?」

 

後で考えれば、これって絶対にウソですよね。

アパートに帰ってくる前に、実家で過ごしたはカミさんは、お母さんが協力してくれたにしても自分で相当してきたはずです。

それに引き換え、私は知識も経験もゼロなんですから。

 

カミさんが私に文句を言っていたらどうなったか

嫁「あー見てらんないわ、私がやる!」
夫(私)「はぁ? やれって言うからしてやったのに、なんで文句言われなきゃだめなん?」
夫「もう、絶対にしねえからな!」

こんなやりとりになったことは間違いないです。

 

子育てへの旦那の態度にイライラする奥様へ

実は、もうひとつのことがあなたと子供と旦那という三角関係を複雑にして、夫が育児に協力しない原因を作っているかもしれません。

それは、嫉妬!

子育ての協力をしない夫はもしかして幼児返り?

それまで2人だけでお互いを見つめ合っていれば幸せだったのに、赤ちゃんが一緒になった時から、愛する奥様が見るもの、世話をするもの、情熱を注ぐところの多くが自分ではなく、赤ちゃんに行ってしまったんです。

それで、あなたの旦那様は寂しいんです。

自分が何だか蚊帳の外になってしまったような気がして、すねているのかもしれません。

 

もし、夫が今までと同じような自分をリードしてくれるような強い旦那様じゃなくて、まるで子供のように甘えてきたり、わがままを言うときがあったら、当たりです。

あなたの夫にとっての赤ちゃんは、あなたの愛情を奪ってしまったライバルになっている状態でしょう。

 

もちろん、大人ですからそんなことは言いませんし、本人も自覚していないかもしれませんが、恐らく当たらずとも遠からずです(^^)/

 

いかにして、夫をタダの男から、父親にするか

一番大切なのは赤ちゃんとの接触機会を増やすこと

 

妊娠したときから母性を育んできたあなたと違って、あなたの夫や私の父性は最初はゼロなんです。

その父性を育てようと思ったら、たくさん触れさせるのが一番!

 

もちろん、父性ゼロの男が最初から上手にできるわけがありません。

いきなり泣いた子をあやすことを任せては一発で旦那は自滅します。

まずは、ミルクを飲ませて機嫌が良くなる場面を経験させるなど、ハードルの低いところから徐々にさせていくのがコツです。

別の言い方をするなら、大変なところをあなたがやって、美味しいところを旦那様に経験させてやるんです。
※面白くない気持ちはわかりますが…


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子育てのイライラをどうしたら解消できる?

赤ちゃんの子育ては夜泣きをしたり、泣く理由が分からずに困ったり、疲れ果ててしまい、本当に苦労の連続だと思います。

そこへ、まるで子供のように甘えてきたり、すねたりしてくる夫がいたら…。

 

赤ちゃんのお世話で子育てでストレスがたまり、イライラして、嫌になってしまうような状態になっているのに、その上、夫の面倒なんて見れないと思うあなたはキレてしまって叫びたくもなるでしょう。

申し訳ありません。
速効性のあるイライラ解消法は私には見つけられません。

子供を実家に預けて旅行に行って発散するとか、やはり子供をどこかに預けて仲良しの友達とカラオケで思いっきり歌ったり、居酒屋でガッツリ飲んで発散するしかないかもしれません。

でも、これってその場しのぎのイライラ解消法に過ぎないでしょうね。

 

短い今現在の「楽」をとるか、長い長い未来の「楽」を手に入れるか

一番大変な乳幼児期の子育ての渦中にいらっしゃる奥様であるあなたは、この辛くて大変な状況が延々と続くように感じられ、本当に疲れ果てていると思います。

 

でも、その時期を過ぎた私が振り返ってみると、その期間は意外と短く、幼児期の子育て、小学生の頃の子育て、中学生の子育てと、その後に続く子育ての方が圧倒的に長いんです。

しかも、中学生になれば手がかからなくなるわけではありません。子育てがうまくいかないと、今とは比較にならない大変さが襲ってきます。

 

そして、今、役に立たない夫は、子供が中学生になる頃には、もっと役立たずの(子育てに関しての)夫になっています。

あなたは双子を授かりました

子育てで疲れて、モヤモヤしてストレスも発散できずに大変なことはすごくよくわかります。

なぜなら、カミさんに上手に育てられた私は、結局カミさん以上に深く関わるようになりましたから大変さはよく分かっているつもりです(^^;)

でも、未来の楽を手に入れるために、ここはひとつ、あなたが大人になって、父性ゼロの夫を赤ちゃんと一緒に育ててください

コツは次の通りです。

・やりやすい、ハードルの低いことから任せる
・できるだけ赤ちゃんの機嫌の良くなる場面をいっぱい経験させる
・夫が失敗したり、上手に出来なくても絶対に責めない。「もういい! 私がする」は禁句。
・夫がやったら必ず褒め、おだてる。

最初は大変ですし、根気がいりますが、少しずつ、少~しずつ夫の出来る事が増え、少しずつですが、確実にあなたが楽になるでしょう。

 

幼児期に子供を育てる練習台があなたの夫です

実は先ほど上げた夫を育てる4つコツは幼児期の子育てにピッタリ当てはまります。
ですから、夫なんか育てているゆとりはないと思ったら、我が子の将来の子育ての練習台だと思ってください。
仮に夫で失敗したって、その経験が子供の教育に役立ちますよ(^^)/

・子供が出来そうな、ハードルの低いことからさせる
・できるだけ上手に出来やすく、「やったー!」と言えるような場面をいっぱい経験させる
・子供が失敗したり、上手に出来なくても絶対に責めない。「お母さんに貸してごらん!」は絶対禁句。
・子供が新しいことに取り組んだり、出来たら、必ず褒めて褒めちぎる。

男の子の子育てを経験していない夫をもった妻の悲劇

正直言って、中学生前後の思春期の男の子が問題を起こしたり、トラブルを抱えた時に、母親一人では対応できないことが出てきます。(長年学校現場にいたのでいっぱい見てきました)

我が子が思春期を迎える時期まで、大変な子育てを自分一人で全部こなし続けていった女性がいたら、それは能力も根気もあるすばらしい方できっと何でも立派にこなす方だと思います。

 

一方、そこに至るまでに子育てに関する父性をまったく高めてこなかった男性は、子供が中学生になったこの時も、まったく役に立たず、頼りにならない男性のままです。

すると、子供はさらに深い問題を抱えてしまうこととなり、孤軍奮闘してもうまくいかないお母さんは立派ではあっても、可哀想で気の毒なお母さんになってしまうかもしれません。

 

子育てにイライラしたら、旦那を教育して役に立つようにするまとめ

よく「親は無くとも子は育つ」と言われますが、夫は放っておいたら育ちません。

大変なのは重々分かりますが、大変な今こそが、将来のあなたにゆとりをもたらすチャンスかもしれません。

 

-追伸-

妻の同じ作戦に騙された私は、その後、料理にも手を出してしまいました(^^;)

・最初は気まぐれで日曜日に料理をした私。
・いろんなものを買ってきて材料をムダにした私
・キッチンの後片付けができずに、ガチャガチャにした私

そんな私を責めて「もう二度と台所に立たないで! あなたがやるとかえって大変だわ!」などと言わずに、我慢強く私を育てた妻と、

「えっ? 俺の作ったカレーってそんなに美味しい?」と調子に乗って深みにはまってしまった私。

 

結局、子供が中学生になる頃には、台所に立つのは私の方が多くなり、2人の男の子の高校時代の毎日のお弁当はすべて私が作りました。

 

2人の子供が家を離れた今、朝食も夕食もほとんど私が作り、

「ご飯できたよ~」とカミさんを呼んでいる毎日、

果たして私を上手にはめた妻が賢いのか、どっぷりとハマってしまった私が単純だったのか(^^;)

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