子供のしつけにイライラしたら叩く前に読んでほしい犬のお話
子どもを育てていると思い通りにならないでイライラすることってありますよね。
私は子どもの夜泣きが続いた時にストレスが超たまってしまいました。
嫁「○○ちゃん、夜とっても良い子だったね
私「いやいや、夜中に何度も起こされたよ!」
嫁「だって泣かなかったでしょ?
私「12時に泣いたんでミルクを飲ませて、1時にまた泣いてオムツを替えたし、朝方もう一回起こされたよ!」
嫁「へぇ~、全然気がつかなかったわ(^^;)

次男がまだ赤ちゃんの頃のことですが、今でもよ~く覚えています。

仕事で疲れている時に夜泣きで何度も起こされると、「あー、これがいつまで続くんだろう」とため息が出たものです。
やがてハイハイし、つかまり立ちをし、走り回るようになるわけですが、その時々で怒ったり、悩んだり、失敗したりしながら妻と二人で子育てをしてきました。

今、子育ての真っ最中という方、本当にお疲れ様です。
イライラしたり悩んだり、時にはストレスから思わず子供を叩きたくなることもあると思うのですが、そんな方に読んで頂きたいことをまとめてみました。

すでにお気づきかと思いますが、私は男です。
父親側の子育て(もちろん妻との二人三脚)のお話ですが、お母さんである女性とは少し視点が違うのが逆に参考になるかもしれません。
主に乳幼児から小学生低学年くらいの方に参考にしていただければ幸いです。

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子供のしつけにイライラしたらお読みください

妻とは共働きでしたし、妻の帰りが仕事で遅いことも多かったので、家事や育児などは2人で協力しなければできませんでした。

 

妻と夫の子育ての関わり度合いが逆?

悪気はないのですが、妻は家事や育児があまり得意ではありません。

細かい説明は省きますが、次男が年中さんの頃だったでしょうか、数日入院することになり、病院から夜は添い寝をするよう、付き添いを求められました。
1日目はカミさんが病院に行ったのですが「お父さんがいい~」とずーっと泣かれて大変だったようで、2日目からは私が専属になりました。
この話だけでも、私の育児への関わりが何となく分かっていただけると思います(^^;)

子育ては出口の見えないトンネル?

乳幼児、そして小学校、中学校までは「出口の見えないトンネルではありません」
なぜなら、中学校卒業というゴールがちゃんとありますから。
不登校で学校に1日も登校しなくてもちゃんと卒業証書はもらえます。
むしろ大変なのは、その後です。

不登校を例にするなら、小学生、中学生であれば学校が手厚いフォローをしてくれます。

ところが、高校に行くと途端にフォローが少なくなります。
義務教育ではありませんので、当然と言えばその通りですが、親にしてみると本当に切ない状況になります。
最近は高校もだいぶ変わってきたので、フォローをていねいにしてくれるところも増えてきているようで、大学進学も比較的容易になりました。

でも、その先の大学生活や、いざ卒業して社会人になると次第にフォローは少なくなります。
そして、ここまでくると今度は、出口が見えないので途方に暮れてしまう親御さんも多いんです。

40歳を超えたひきこもりの末路

今から、あなたのお子さんが40歳を超えた時の状況はなかなか想像できないですよね。

でも、難しくても、ちょっと想像してみてください。

仮にあなたが30歳の時のお子さんであれば、お子さんが40歳の時にあなたは70歳です。
8050問題という言葉を聞いたことはありませんか?

これは、80代の親の年金や貯蓄に50代の子供が依存して生活している問題を言っているのですが、今、増えているんだそうです。
2016年の内閣府の調査では、ひきこもりの人が全国で54万人と言われていますが、なんと40歳以上の人はその調査の対象からさえも外されています。
50歳で仕事もできずに部屋に引きこもっている子供の面倒を見続けているご両親は本当に大変でしょう。

中には世間体を気にして、ひっそりと暮らしている親子も多い様で、実は確かな実態すらつかめていない現状もあるようです。
当然、公的な支援は期待できず、しかも、乳幼児の育児と違って出口の見えない、自分が亡くなるまで延々と続く子育てです。

夜泣きが続くと心身共に疲れ果ててしまいます。
乳幼児の思い通りにいかない育児に直面すると投げ出したくなる気持ちもわかります。

でも、子供の時の親の対応ってとっても大切なんだと後で気がつくことがいっぱいありました。

決して脅すわけではないのですが、何かのきっかけでいつ自分の子が引きこもりになるかもしれません。
だからこそ、子供の教育が容易な(20歳や30歳の子供より格段に親の思いが実現します)今こそ、やっておいたほうがいいことがあると思っています。

子供を叩くしつけってアリですか?

いろいろな意見や考え方がありますが、私は「子供を叩くしつけはない」と思っています。

またまた脱線しますが、とても関係が深いですので、次のペットのしつけについてのお話をお読みください。

犬(シェルティ)の子育てと子供

シェットランドシープドッグという犬種の犬を飼っていました。

コリーをそのまま小さくしたような犬で、こんな感じです。
(以下シェルと書きます)
子供のしつけでイライラした時の犬のお話

 

犬のしつけの責任は誰?

シェルが小さい頃、「かわいいから…」 「ほしがるから…」と、ついついおやつをやってしまい、太ってしまったことがありました。

動物病院で予防接種をするときに獣医師から
『シェルティはいくらでもエサを欲しがりやすい犬種だから注意して! 太りすぎると足腰を痛めるし、高齢になってからいろいろ問題が出やすいよ』
と言われました。
そう、“太った”のではなく、飼い主が“太らせてしまったのです。

シェルを飼う時に犬を長年飼っている先輩に話を聞きました。

先輩曰く、
きちんと“しつけ”をしないとダメ、溺愛だけで“しつけ”をされていない犬は、結局は人に好かれないで幸せじゃない人生(犬生?)を送るんだよ
と言われ、しつけ教室にも通いました。

・望ましい行動をした時にはとにかくオーバーアクションで褒めること。

・指示したことができたら必ずご褒美(おやつとか好きなおもちゃ)をあげること。

・1つのことをマスターできたら、褒めることを続けながらもご褒美の回数を減らして、次の課題に移ること、そしてできたらまたご褒美…、

・とにかく毎日根気よく続けること。

・望ましくない行動をした時はすぐに叱ること、後で叱っても犬はなんのことだかわからないの、叩いては絶対にだめ。

・犬にゴチャゴチャいろんなことを言っても、犬は言葉を理解しているわけでゃないのでダメ、“マテ”とか“オイデ”といった命令の言葉は家族で揃えること。

・叱る場面を減らように環境を工夫をすること
床にあるものをいたずらした時に叱るのではなく、いたずらしてほしくないものを床に置いておかないこと

・家を出る時などは必ず飼い主が先に出ること、犬のわがままを通して主導権を握らせたらダメ。

・散歩の時は飼い主の左側に寄り添うように歩かせ、絶対にリードを引かせないこと。

・一緒に遊んだり触れたりスキンシップをさくさんしてあげること。

…挙げればたくさんあります。

言われたことを全部できたわけではありませんし、これといった“芸”はできません。
でも、絶対に人を噛まないし、ムダに吠えることもなかったので、近所の幼い子のところにも平気で連れていけましたし、近所の人みんなから、とても可愛がってもらっていました。


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子供と犬のしつけの関係がわかると…。

我が家は男の子2人で、すでに両方とも成人しています。
親に反抗した時期もありますし、上級生を叩いて菓子折を持って親子で謝りに行ったこともあります。

でも、今は2人とも自分の夢をもち、それに向かって一生懸命努力をしています。

振り返ってみると子育てとペットの飼育は…

子供はペットではありません。
でも、前の章で書いたペットのしつけ方って、そのまんま子育てに当てはまります。

私がもしもう一度、乳幼児から子育てをするなら、絶対に次の項目は外しません。

もう一度子育てするなら絶対にコレをします!

・一緒に遊び、スキンシップをたくさんすること
・オーバーアクションで褒め、ご褒美を上手に活用して、次の課題につなけること
・後ではなく、その場ですぐに短い言葉で叱ること
・環境を工夫したり整理して、叱る場面を減らす工夫をすること

子育てにイライラした時に手をあげる前に読んで欲しいお話のまとめ

子犬の時は寝るときはちゃんとケージに入れて寝せるなど、厳しく躾けました。
でも、晩年は思いっきり甘やかして、ベッドで寝るカミさんと私の間に川の字になって一緒に寝ていました。(シェルティは中型犬で、シェルも体重が13kgほどありましたが…)
そのシェルも15歳で亡くなりましたが、彼女のおかげで、幼少時から青年期、そして壮年から晩年と人生(犬生)全部を共にすることができ、本当に感謝しています。

それに引き換え、我が子は、順当にいけば
最後まで親が子供の面倒をみることはできません

 

だからこそ、今のうちに愛情をタップリ注いで、成長段階に合わせたしつけをきちんと行い、多くの人から愛され、自分の力で生きていく子供に育てていくことが大切になってきます。

特に共働きの方は、仕事と育児の両立はとても大変で、イライラしたり悩むことも多いと思います。
仕事で疲れているときに夜泣きが続くと本当に辛くなります。

でも、そんな時にそれを我慢して絶えようとすると地獄の苦しみが続いてしまいます。
できれば我慢するのではなく、どうしたら夜泣きがなくなるかを工夫するのもいいかと思います。
幸いにネットで検索して調べると夜泣きを少なくするいろんアイデアや工夫を見つけることができます。

今はとっても大変でしょうが、「あの時に手をあげないでよく頑張った!」と言えるように頑張ってください。
そうやって工夫をして乗り越えて行くあなたは、後でそれを大きく上回る素晴らしいものを子供から受け取ることができますよ!

だから、どんな時も決して手をあげたりしないでくださいね(^^)/

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