女性との会話が続かない悩みをお持ちの方へ、その対処法と会話に生かせる話題を20個お届けします。特に初対面の人とは緊張するものですが、リラックスして上手に会話ができるようになるコツもまとめました。
女性との会話が続かない悩みをお持ちの方へ
家族や親友とは普通に会話できるし会話も続くのに、家族以外の女性になるととたんに会話が途切れがちになることってありますよね。私自身もそうでしたが、学んだ心理学をもとに自分なりに対処法を探ってきました。
自分がどう思われるかばかり気にしている
私自身、これが一番の原因だったと思います。親しい人や家族なら、私自身のことをすでに知っていますし、あなたに対して「こんな人」というイメージができている安心感があるので、普通は緊張しません。
ところが、相手が女性になると、つい「良く思われたい」「素敵な人だという印象をもってほしい」そういう気持ちが働いてしまい、話す言葉や話す話題をつい選んでしまいがちになります。だから間が空いたり、話題に詰まったりして会話がスムーズに進まない傾向がありました。
対処法は、開き直ることです。「仮にこの人と縁がなくても、まぁしょうがないか」そう思うように自分はしており、それ以来不必要な緊張感はなくなりました。
お互いを知らない、リラックスできていない
特にその女性が初対面だったり、まだ数回しか会っていない場合は、まだ相手のことをよく知らないのでリラックスできないんですよね。でも、よく考えてみると、きっと相手の女性も同じ状況だと思います。つまり自分も相手もリラックスできていない。
対処法はまず姿勢を変えること、つまり直立不動の姿勢からテーブルに手をかけたり、手振りを入れることでリラックスムードを出しました。あとは相手の様子を見ながら、「座りませんか?」とか、「飲み物をおもちしましょうか」というようにリラックスできる雰囲気にリードします。
質問が下手
「どこから来たんですか?」「千葉です」「趣味は何ですか?」…これではまるで警察の尋問のようです。おそらくこれが会話の続かない一番大きな原因になっていると思われますので、後述の「初対面の人との会話術」で具体的にお伝えします。
女性と男性は違う生き物?
実は多くの場合、女性は雑談が得意です。あるお話をしたかと思えば、別の話題になり、進んでいくうちに最初に何を話したのかを忘れてしまうほどです。これに対して、男性は会話をする中で一定の結論を出そうとする傾向があります。だからかみ合わなくても当然なんです。
対処法は「女性に合わせる」ことです。会話のコツでもある聞き役に回るようにして、女性のとりとめもない雑談を引き出してしまえば成功です。相手の女性はいっぱいお話ししたことで満足し、一生懸命に聞いてくれたあなたに好感をもちます。
女性との会話に生かせる話題20選
上から優先順に並べてあります。下に進むほど深い話になる反面、話題の振り方を間違うと失敗しやすいので注意しましょう。話を進めながらお互いの共通の話題になりそうなものを探って、以下の順番にこだわらずに横に展開していくのがこつです。
季節/「暖かくていい季節になりましたね」「だいぶ寒くなってきましたね」一番無難な入り方で間違いありません。ただ、「そうですね」「ホントに」と答えられると、突っ込みにくいので他の話題にしたくなります。でも、そのように他の話題、他の話題と移ってくとまさに一問一答になり、会話が弾まない典型的な流れになってしまいます。
「だいぶ寒くなってきましたね」『そうですね』「ぼくなんかもう冬物出しましたから」『私はまだなんですよ』「ぼく、気が早いですかね」『そんなことはないと思います。私も近うちに出したいと思ってますから』「良かった、自分の気が早いと思って」という展開を期待したいと思います。
もし、「ぼくなんかもう冬物出しましたから」と言ってもまた『そうなんですか』と言われたらどうします? 私ならめげずに「でも、〇〇さんの服はとっても暖かそうですから、それに似合ってますよ」とトライします。1回2回トライしても乗ってこない場合は、その話題に興味がないと考えて、他の話題に横展開するといいです。
天気/「今日はいいお天気で気持ちいいですね」「今日はあいにくの雨でここに来るときも大変だったでしょう?」とお天気ネタも入りやすいです。季節同様、一問一答にならないようにトライしてみてください。
第一印象/「とても素敵ですね」「笑顔がとっても可愛いですね」率直な第一印象をちょっと良い方に誇張して話します。『いいえ』と返してきたらどうします?「みんなから可愛いって言われてきたでしょ」『そんなことありませんよ』「それはその人に見る目がないんですよ」とこれもできるだけ深掘りして会話が続くようにトライします。
ファッション/「今日の洋服、黄色が爽やかでいいですね、とっても似合ってますよ」「そのリボンがアクセントになっていていいですね」と振ってみます。その時に、その女性が力を入れていると予想できるところをほめるのがポイントです。
食べ物/これも使える話題です。好きな食べ物、嫌いな食べ物をお互いに比較していくと盛り上がったりします。「〇〇が嫌いなんですか? ぼくもそうなんですよ、あの歯ごたえがどうも好きになれなくて…」という感じですね。「〇〇が嫌いなんですか? 僕は好きです」これでは会話が進みませんからご注意を(^^;) また、「バナナは好きですか?」「ピーマンは好きですか?」と一問一答になりやすい聞き方もNGです。
名前/「〇〇さんって、素敵な名前ですね」「〇〇さんって、今まで拝見したことのないお名前ですが、何かご両親の願いが込められているんですか?」といった質問をしていきます。成り行きでは濃いお話になります。
知人/共通の知人がいらっしゃるときに使えます。「◇◇さんは、ぼくの古くからの友人なんですよ、〇〇さんはどんなきっかけでお知り合いになったんですけ?」この時にはその知人を絶対に悪く言わないことが大切です。共通の知人がいないときはつかえまえん。
仕事/「どんなお仕事をしているんですか?」「へぇ~、〇〇の仕事って、人にはわからない大変なこともあるんでしょう?」と聞いてできるだけ深掘りするようにします。ただし、自分の仕事について触れられたくない様子の場合は避けましょう。「まぁ、ごく普通の会社員です」などと相手の人が職業をあまり詳しく言わない場合は触れられたくないことが多いです。
出身地/出身地を聞いたら、そこの名産品とは観光地などを聞くことができますので、比較的深掘りがしやすい話題です。ただ、仕事同様、自分の出身地に触れられたくない方もいますので、深追いはしないでください。
趣味/『趣味はないんです』と言われてもすぐに横展開で逃げずに、「お休みの日とかどんなことをされているんですけ?」とちょっと振ってみましょう。
流行/今話題になっていることについてお話しします。「最近どこに行っても〇〇を見ますけど、すごいですね」「最近女性の中には〇〇がはやっているらしいですけどそうなんですか?」といった感じです。
旅行/旅行は実際にそれほど行っていなくても行きたいと思う気持ちは多くの人がもっています。『最近行ってなくて…』と言われたら「もしこれから行くとすればどこに行きたいですか?」などと展開していきます。
レジャー/旅行同様に展開にトライしてみましょう。
ニュース/最近話題になっていることについて展開にトライしてみましょう。
自分のクセ/話題に困ったら「実は僕、口べたなんですよ、特に素敵な方の前だとダメですね。今日もお話していてつまんないでしょう」
血液型/相手が乗ってくるか乗ってこないかわかりやすい話題です。乗ってくる場合は盛り上がりやすい話題となります。「そうなんですか? ぼくはB型だから何を考えているかわからないとかいつも言われていますよ~」
中には頭から否定している方もいますので、乗ってこない場合は深掘りをあきらめてサッと別の話題にしましょう。
健康/深い話はダメです。自分のことならまだいいですが、相手に突っ込んだ質問はしません。相手の方が自分からお話ししていれば「冷え性なんですか? それは寒い時期になると大変でしょう?」日ごろ健康のために心がけていることの話題はいいですね。
子供の頃の話/これも健康同様、自分のことはOKです。相手の方が乗ってきたらうなずきながら聞いてください。
笑える失敗談/これも同様、相手の失敗談を聞くのはタブー。あくまでもご自分の失敗談をお話しして相手の方の笑いを引き出せたら最高です。
ネコ派/「〇〇さんはネコ派ですか? 犬派ですか?」「行くとしたら山派ですか? 海派ですか?」といった話題でお互いの性格がわかってきたりします。
次の話題は相手の人が話し始めたらそれに応じますが、自分から話題として切り出すのはタブーです。いろいろな境遇もありますし、政治や宗教の話に拒否反応を示す女性もたくさんいらっしゃいます。
家族
政治
宗教
初対面の人との会話術
先手必勝と笑顔/最初に沈黙が続くと、その先の話題がなかなか盛り上がりません。初対面の人と関係を作りたいと思うのであれば、自分から話しかけましょう。「こんにちは ちょっとお話ししてもいいですか?」と聞いて、OKであれば、前項でお伝えしたような話題で切り出します。
ミラーリング/相手の方が立っているなら自分も立つのはあたりまえです。でも、それ以外についても相手の方の動作に合わせると相手の方がとても話しやすい雰囲気になります。
相手が飲み物を飲んだら自分も飲む。相手が手に持っているのを置いたら自分も置く」「相手が笑ったら自分も笑う」
間髪を入れずに真似た場合、相手の方が「あっ、真似されている」そう思われる危険がありますので、ごく自然に、ちょっとタイミングをずらして行うのがコツです。
ペーシング/これは相手の火とのページに合わせます。早口の人には早口で、高いテンションの人には高いテンションで、歩く場合も相手の人と同じリズムで歩きます。そうすると、相手の火とがあなたに対してとても気分良くやりとりすることができるようになります。
うなずき・相づち/相手の人が何か話したら、ただ黙って聞いていてはダメです。首をたてに振ってうなずきながら聞きましょう。さらに「そうなんですか?」「すごいですね~」と相づちを入れながら聞きましょう。時にはボディランゲージを入れたリアクションも効果的です。
横展開ではなく、縦に掘り下げる/前項の説明で書いた通りです。ポンポンと話題の横展開をしていくと、話が深まらないので面白くありません。相手が乗ってこないのに無理矢理深掘りするのはNGですが、そうでなければ、できるだけひとつの話題を深掘りするように心がけると話が盛り上がりやすいです。
掘り下げるなかで別のキーワードが出てきたら横に展開/「だいぶ寒くなってきましたね」『そうですね、今日は寒いのでマフラーをしてきました』「そのマフラーとても素敵ですね。得意なファッションとかあるんですか?」と相手の返事をもとにそれを深掘りしていくと、さらに会話が充実していきます。
沈黙を恐れない/家族や親友といるときは長い時間沈黙があってもちっとも不思議ではありません。ですから、初対面であっても極端に沈黙を恐れる必要はないんです。「何を話そう」と次のことばかりに意識が行ってしまい、今、女性が話していることを上の空で聞くようになっては悪循環となります。
しっかり聞いていればOK、です。話題を切り出すのが常にあなたである必要はなく、女性が切り出す話題を待ってもいいですね。
聞き役に回る/目安としては8:2くらいをめどに話を聞くことを中心にします。あなたとのお話が終わった後に充実感とか満足感を持つのはいっぱいお話した方です。当然いっぱいお話しできた相手には強い親近感を持ちます。
上手な質問をする/「春は好きですか」と聞くと『はい』となって会話が終わってしまうことがあります。このようにYes Noで答えられる質問は、閉じた質問やクローズドクエスチョンといって一問一答になって会話が成り立たなくなる恐れがあります。できるだけオープンクエスチョンで「どの季節がすきですか?」とYes Noで答えられない質問をするといいです。会話上手は質問上手とも言えます。
まとめ
頭でっかちは失敗します。
コミュニケーションは知識としていくら覚えても実践できなければ何の意味もないということです。100の知識を持っていて評論家のように語る必要はありません。
たとえば相づちがとても上手とか、笑顔がとても素敵など、たったひとつの得意技があるだけでも自分自身の心の余裕が違います。相手の笑いを引き出す自分の失敗談など、あらかじめ頭の中に仕込んでおけばいいです。そうやって何か得意なものを持てるといいですね。
ひとつの得意技があれば、あとは実践しながらひとつずつ増やしていくと、いずれ最強のコミュニケーションができるようになります。まずは身近な家族や友人から会話を通じたコミュニケーションを練習してみてはいかがでしょう。