子育てでイライラする。
中にはイライラしないで子育てしている人もいるようですが、イライラしてとても強いストレスを感じている方が多いのではないでしょうか。
特に赤ちゃんの時期は大変!
数時間おきに泣いてしまうし、ミルクをあげたり、オムツを替えたり子育て中のお母さんは休む暇がありません。
どうしても睡眠時間が少なくなり、ますますイライラが強まっていきます。
私は男です。
訳あって育児に深く関わってきましたが、それでも女性の皆さんが、どんな思いでいらっしゃるかは男の私なんかにはわからないことも多いと思います。
逆に男性の立場はわかるつもりですので、あなたの旦那様がどんな思いをしているかを、
のぞき見してみませんか?
読むことでさらに腹が立つかもしれませんが、案外ストレス解消のヒントが見つかるかもしれません。
子育てでイライラして旦那に当たるってアリ?
お母さんたちの子育てに関する悩みをお聞きするカウンセリングをしばらく受けていた時期があります。
内容は、私の専門である思春期の子をもつ母親の悩みが中心でしたが、中には幼いお子さんに関係する相談もありました。
内容の多くは大きく分けると次の3つでした。
・夫が協力してくれない
・ストレスがたまり、それを発散できないで自己嫌悪を感じる
子育てのイライラを発散する相手
これらのいずれも、続いてしまうと自分の中に大きなストレスをためることになります。
この育児のストレスをなんとか発散したいと多くの方が思っているのですが、何かにあたってしまうことも多いようです。
育児のストレスで物にあたる
あたると言っても、相手は人とは限りません。
物を蹴っ飛ばす、投げる、切り裂く、壊す…。
あなたはそんな経験ありませんか?
私はムシャクシャして思いっきり近くにある物を蹴ったら、足の小指を怪我してしまったことがあります(^^;)
でも、その程度のことで育児のモヤモヤが晴れればラッキーです。
物は壊れますが、それ以外に被害がいきませんし、痛い思いをするのは自分だけですから(^^;)
育児でムシャクシャして家族に当たる
ご自分のお母さん、夫の母親である義母、自分の兄弟姉妹に当たる。
八つ当たりではありますが、あなたの状況を察してくれる相手であれば、あなたのイライラを受けとめてくれますよね。
ところが受けとめてもらえないと、ストレスを発散するどころか、家族との人間関係さえ壊してしまい、自己嫌悪に陥ってしまうこともあると思います。
育児のストレスをご自分の子供のお兄ちゃんやお姉ちゃんに当たることは最低です。
子供はママがなぜイライラしているのかが理解できませんから、八つ当たりされることで子供にまでストレスをためてしまうことになって悪循環となる恐れがあります。
当たる相手がいない時が一番怖い
同居の舅や姑、自分のご両親、さらに子供の兄弟姉妹がいない場合は、夫であるパパが仕事に行ってしまえば自分と子供、自分と赤ちゃんだけになってしまいます。
その赤ちゃんが泣き叫び続けていっこうに泣き止まなかったりすると、思わず叩いてしまおうとしたり、いっそこの子がいなければ…と怖い思いがフッと湧いてきたことがある方も決して少なくはないようです。
もちろん、みなさんそこで自分の心を自制して踏みとどまるのですが…。
私は妻と子供だけの世帯でしたので私の両親もカミさんの父親や母親はいません。
ですから子育てのストレスを他に当たる人もいなかった訳ですが、ここまで思い詰めることはありませんでした。
でも、思わず叩きたくなったことは何度かありますよ(^^;)
子育てのストレスや不満をぶつける相手は夫が一番!
こうやって考えていくと、多くの方がやっているように、自分の旦那様、つまり夫に不満をぶつけるのが一番いいようです(^^;)
なぜなら、ストレスの元になっているのはお子さんと、もう一人の子どものような夫なんですし、このストレスをさらに増している元凶が夫である場合が多いからです。
もうガンガンやっちゃってください(^^)/
子育てでイライラする妻の気持ちを分かってよ
乳幼児の子育てが大切であることは多くの方が知っています。
でも、分かってはいても、睡眠不足が続いたり、四六時中気が休まらない状況が続くと本当に心身共に疲れ果ててしまいますよね。
そして、奥様をさらにイラッとさせるような夫の言動が加わると、不満をぶつけないでいられるわけがありません。
私は男の側ですが、よ~くわかります。
ママの怒りに火を付ける夫
「もう仕事でクタクタなんだよ、かんべんしてくれよ!」
「私だって、もうヘトヘトなんだけど!」「今度の土曜日にいろいろ買い物をしてきたいんだけど、○○ちゃんと家で一緒にいてくれる?」
「休みの日くらい休ませてくれよ。○○ちゃんを連れて行けばいいでしょ!」
「近所ですませられない買い物だからお願いしているんでしょ、赤ちゃんを遠くに連れてなんかいけないでしょ!」
「お帰り! これからすぐ夕飯作るね」
「はぁ? これから作るの? お前、1日中家にいるんだからご飯くらい作っておけよ!」
「私だっていろいろやることがあって大変なんだよ!」
「ねぇ、○○ちゃん、ちょっと見ていてくれる?」
「いいよ!」
「あのさぁ、ゲームなんかしてないで、ちゃんと見ていてよ!」
「大丈夫、ちゃんと見ているから…」
「いやいや見てるだけでなくて、一緒に遊んであげてほしいんだけど」
「見ててやってんだから、文句言うんじゃねぇよ」
「ご飯できてるよ、一緒に食べよ!」
「帰りに済ませてきたからいいよ」
「いいよじゃなくて、赤ちゃんの世話の合間に頑張って作っているんだから、要らないときは前もって教えてよ」
「あのね、お前は一日中、家にいるからわからないと思うけど、会社の付き合いもあるんだよ。俺が稼いでいるのにいちいち文句言ってんじゃねぇよ」
こんなことが続いたら、不満をぶつけたくもなりますよね(^^;)
子育てでイライラする妻への夫の反論
子育てのことで、あなたと夫の間に溝が出来てしまうと大変です。
そこで、直接対決する前に、男の側である私が「ご主人の気持ち」を代わりにお話ししますのでちょっと聞いてくれますか?
協力したい気持ちはあるんだけど出来ないんだよ
私もそうでしたが、初めての子供の場合は、何をどうしたらいいのかわからないのです。
だから、協力したいという気持ちがあっても出来ないという本音もあるんですよ。
たとえば、首の据わっていない赤ちゃんであれば、どのように抱いたらいいかもわからないし、ミルクを飲ませた後にゲップをさせることなんか知らないんです。
奥様であるあなたのように、泣き声を聞いただけで「オムツが汚れているな」とか「お腹が空いているね」なんて神業にしか感じられないんです。
だから、まず教えてください。
俺が家事や育児をやっても文句言うじゃん!
「ミルクを飲ませて!」と言うから飲ませたのに、
「ほ乳瓶を置きっ放しにして!」と怒られた。
片付けないのは悪かったけど、その前に「ありがとう」の一言くらいあってもいいだろ!
「家事の手伝いをしてくれる?」って言うから、洗濯物をたたんだのに、「何、このたたみ方? もういいよ、私がやるから!」
あのね、文句言うなら最初から頼むんじゃねぇよ
ママが疲れているようなのでお休みの日に夕ご飯を作ったんだよ。
そうしたら、「キッチンがグチャグチャじゃない! もう作らなくていいから、私の仕事を増やさないでくれる!」と言われた。
後でちゃんと片付けようと思ったのに…、いいさ、これからは全部一人でやれば!
君が何に困っているのか、ホントはわからないんだよ
仕事で疲れて帰ってきたとたんに、「あれして」「これして」と言われる。
それに、以前より文句が多いし、いつもイライラしてるみたい。
俺が何か言えばすぐに怒るし…。
でも、正直に言うと、君が何に困っているのか、どうしてほしいのか、ホントはよくわからないんだよ。
子育てでイライラする奥様に対する夫の思いのまとめ
私は男ですが、2人の男の子の子育てに結構関わってきました。
だから、乳幼児の子育てはもちろん、成長して小学生、中学生、そして高校生になっても子育てには根気と忍耐が必要なことはわかっているつもりです。
それでも、妻と育児や子育てのことで口論したこともたくさんあります。
後から思い返せば、相手が何を考えているのかって、意外とわかっていないことが多かったようです。
2人だけの新婚当初であれば、相手のことだけを考え、思いやりをもって接すれば大丈夫のことが多かったと思いますが、そこに子供が加わると、難しいんですね。
ですから、イライラしている時や、怒りが爆発しそうな時を避けて、お互いが落ちついてゆっくり話せるときにじっくりと話すといいです。
そこで、奥様であるあなたは次のようなことを伝えると良いのではないかと思います。
・危ないのはこんな場面で、こんな時は気をつけてほしいといった内容
・何を分担してやってもらえると嬉しいのか
・こんなことを言われたり、こんな態度をされると悲しいと思うこと
さらに、旦那様であるあなたの夫から次のようなことを聞き出せるといいですね(^^)/
・育児や家事の中ですぐには出来ないような苦手なこと
・育児や家事のやり方などで、私(妻であるあなた)に聞きたいこと、言いたいこと
案外、お互いに語り合うことで、あらためて気付くことやわかり合えることって多いのかもしれませんよ!
私の子供はすでに2人とも成人していますが、子供がいてくれて良かったなぁと思います。
あなたのように、子供が乳幼児の時は大変だったし、小中学生の頃は別の苦労がたくさんありました。
でも、また生まれ変わっても(相手は違うかもしれませんが)絶対に結婚するだろうし、また絶対に子育てをしたいと思います。
子供のおかげでいろんな人との出会いがあったし、子供のおかげでさくさんの経験を一緒にできました。
そして、何よりも、カミさんと子供がいなかったら、今の考えを持った自分は存在していないと思いますから(^^)/
八つ当たりって無関係の人を責めたり怒ったりっていう意味じゃなかったですか…?旦那様は無関係ではないと思うので…ただ単に旦那様が父親の自覚がなくて怒られてるだけだと思いました!わざと八つ当たりって書いてるならだったらすみません!
コメントありがとうございました。
ご指摘いただいた箇所を修正しました。
おっしゃる通りだと思います。
首が座ってない赤ちゃんをどう抱いたらいいか、など初めてでわからないって、、、
母親だって初めてですけど?
わからないことだらけですけど?
分からないから、看護士さんに聞いたり友達に聞いたり本読んだりして学ぶんです!
それは旦那さんにだって出来ることてすよね?
自分から学ぼうともしないで奥さんが言ってくれるのを待つとか意味不明ですね!
イライラしてるのは夜、寝る時間さえも削って子育てしてるからです!
仕事から疲れて帰ってきてるっていいますが、一日中、休憩時間もご飯を食べる暇もないくらい育児をしている母親のほうがよっぽど疲れてますからね?
タイトルを観て気になって読みましたが、がっかりです、、、
匿名さんへ
コメントありがとうございました。
せっかくお読みいただいたのにがっかりさせてごめんなさい。
母親だって初めて……おっしゃる通りです。
分からないから看護師さんに聞いたり友達に聞いたり本読んだりして学ぶ……あなたは本当に素晴らしい母親ですね。
あなたならきっと一人でも立派に子育てをされるでしょう。
そして、そんなあなたの旦那さんですから、旦那さんも自分でいろいろ勉強したり、奥様の大変さを察して育児に関わっていらっしゃるんでしょうね。
まさに理想的なご家庭かと思います。
それに比べたら私はまるでポンコツの子育てです。
私は自分で調べたりしませんでしたし、まして担当の看護師さんになんか会ったこともないです。
もっぱら情報源はカミさん。
カミさんから言われる通りにしていることが多かったですね。
カミさんにしてみれば不十分なことや、時には邪魔になってしまったこともあるでしょう。
でも、「アレして!」「コレして!」と私にいろいろさせてくれました。
そのうち、カミさんが頻繁に使う言葉がありました。
「さすがお父さんだね」
「やっぱり男の子はお父さんがいいんだね」
「子どもたちはお父さん大好きなんだ」
振り返ってみれば、私はその言葉に励まされ、喜び、そして次第に頑張ったような気がします。
余談ですが、料理も最初はまったくしなかったのですが、「あなたはホント料理が上手だね」「美味しい~」そんな言葉に背中を押されてやり始めました。
そして、朝食と夕食はもちろん、子どもたちが高校生の時のお弁当作りまで全部私がしました。
そう、カミさんの手のひらの上で上手に転がされているうちにカミさんにとって便利な夫になってしまいました。
今は子どもたちが独立して家を離れていますが、2人の生活になっても料理はすべて私が作ります。
カミさんはのんびりテレビを観ています。
今年に入って孫が生まれ、お宮参りに2人で行ったときに私が赤ちゃんを抱いたら
「やっぱり抱き方が上手だと泣かないね」とカミさん。
『出た―、この褒め言葉にオレは育てられたようなもんだ』と心の中でつぶやく私。
言葉をかけられ、教えてもらい、褒めてもらって、やっと役に立つ夫になる私のようなポンコツ夫もいます。
一人のお子さんを育てるのだって大変だと思いますが、
それに加えて夫も上手に育てていくと私のようなポンコツでも少しは役に立つようになります。
そのためにはコミュニケーションが欠かせない、まぁ、そんな考え方もあるんだということを知っていただければと思って書いた次第です。