満60歳を迎えた還暦のお祝いは、一般的にお子さんをはじめとしたご家族が行うことが多いです。
でも、会社の上司の還暦を部署のスタッフが祝ったり、仲の良い友達同士で還暦祝いをする場合もあります。
私は友人の還暦パーティを2回行いましたので、その時の様子と、近所の仲間から私の還暦を祝ってもらったときのことをまとめました。
先ほども触れたように、還暦祝いというと実の子ども達がするイメージが強かったのですが、仲間内で還暦のお祝い会をするのもいいものだな、今ではそう思っています。
いずれも私ひとりの主催ではありませんが、企画運営に携わったり、実際に祝ってもらった側の経験談ですので、あなたがもし次のような場面に出会っているなら、少しは参考になるのではないでしょうか。
・地域の仲良し家族で、還暦を迎えた仲間のお祝い会をしたい
・ゴルフ仲間で還暦を迎える人がいて、記念コンペの幹事をすることになった
・時々集まって飲んでいる仲間の1人が今度還暦を迎えるので何かしてあげたい
・会社の上司が還暦を迎えるので、同僚が集まってお祝いをしようと相談している
目 次
還暦祝いのプレゼントを友人がするなら何がいい?
還暦祝いのプレゼントとして次のようなものが考えられます。
②実用的なもの(ジャケット、マッサージ器など)
③飲食物(日本酒やワイン、和菓子や洋菓子など)
④金券(旅行券、商品券など)
⑤面白いもの(赤いちゃんちゃんこ、赤にちなんだグッズなど)
⑥その他(花束、蘭の花、サプライズ品など)
還暦祝いで友人から頂いてもあまり嬉しくないかも、というモノ
私が還暦祝いのプレゼントを頂く立場であるなら、①と⑤の「赤いちゃんちゃんこ」以外なら、あとはどれを頂いてもとても嬉しいです。
①を選ばなかったのは、60歳でまだまだ若いと思っているので、還暦記念を残すことをあまり希望しないからです。
それから、はっきりした根拠はありませんが、記念品は家族からのようなイメージがありますので。
⑤の面白いものも楽しみですね。
100均で買ってきたイベント用のちゃんちゃんこならまだしも、高価なちゃんちゃんこを頂いても恐らく二度と着ることはないと思って外しました。
還暦祝いで友人からプレゼントされたら、とても嬉しいモノ
これは完全に私見です。
でも、同世代の者の気持ちを少しわかっていただければ嬉しいです。
嬉しいモノ№1 還暦祝いに旅行券や商品券をもらったら
カタログギフトは選ぶ範囲が限定されているので、せっかく還暦祝いのプレゼントでいただいても、あまり欲しいものがないよ!となる心配がちょっぴりあります。
でも、商品券や旅行券であれば、使える範囲がとても広いので、還暦のお祝いで頂いたら、きっと「ラッキー!」と叫びます(^^)/
還暦祝いで欲しいもののトップにしたのにはもう1つの理由があります。
それは、自分の妻が一緒に喜んでくれる姿が思い浮かぶからです。
逆に女性に贈った場合でも、旦那さんと一緒に喜んでもらえそうです。
「友達から還暦祝いに旅行券をいただいたよ!」
「へぇー、すごいねぇ、○○さんとか○○さんたち?」
「そう、彼らが声を掛けてくれて、20人も集まってくれたよ」
「良かったね!、じゃあさ、来月お休みを合わせて○○温泉に一緒に行こうよ!」
こんな感じ、ね、いいでしょ!
ただ、贈る側にしてみれば、お金がかかっている割には小さな封筒に入ってしまいますから、渡すときにちょっとした工夫がほしいですね。(コレに関しては最後のところで触れます)
還暦で欲しいもの№2 面白いモノ
№3にした③の飲食物と迷ったのですが、こちらを選びました。
なぜなら、名入れの置き時計や、名入れのグラスほど記念に残したくはないけど、飲食物はすぐに姿形がなくなってしまうからです。
シャレのきいた赤い色にちなんだもの、たとえば赤いグラスや赤いベストなら、日常的に使えますし、見るたびに贈ってくれた仲間のことを思い出しそうでいいですね。
ただし、赤いちゃんちゃんこは、たぶん100均のイベント用のもので十分だと思います(^^)/
№3 還暦のプレゼントで食物をプレゼントされたら有り難い
飲食物と言っても、日頃スーパーに行って買うような食べものや飲み物ではありません。
通常買っている価格よりもちょっと高価なものです。
たとえば
1パック10個入り2000円の烏骨鶏の卵
720ml1本3000円のオレンジジュース
2個5000円の高級釜飯
買えない金額ではありませんが、特別なことでもなければ1000円の豆腐を私は買いません。
でも興味があって食べてみたいと思うので、プレゼントで頂けたらラッキー!って思います。
同じ1000円でも、釜飯2個1000円ならあまり食べたいとは思わないかもしれません。
※安い! という意味で興味はありますが(^^;)
どうでしょう、この考え方…。
トータル金額を抑えても結構面白いプレゼントができそうですね。
№4 還暦のプレゼントで飲み物をプレゼントされたら嬉しい
食べものと同じで、これも普段なかなか買えないモノ、という発想です。
・日本酒飲み比べセット 楽天市場/日本酒 飲み比べセット
・ビールの見比べセット 楽天市場/ビール 飲み比べセット
・ワイン飲み比べセット 楽天市場/ワイン 飲み比べセット
・焼酎の見比べセット 楽天市場/焼酎 飲み比べセット
お酒の好きな人って(私もそうですが)日頃飲むお酒が固定して同じ銘柄という方が意外と多いのではないでしょうか。
だからビール好きの人が有名な銘柄の日本酒の純米大吟醸をど~んと1升瓶でいただいても、全部飲みきれるかどうか心配です。
そこで、少量ずつの飲み比べセットがお勧めです。
還暦祝いのプレゼントは実用的なものが喜ばれる?
実用的なものであれば、「嫌い!」というものがないので無難なプレゼントができます。
友達が集まって仲間の還暦を祝うのであれば、本人の趣味や好みがある程度わかると思いますが、それでも「これで喜んでくれるかなぁ」と心配であれば、私なら実用的なものをプレゼントします。
還暦プレゼントにマッサージ器のプレゼント
60歳前後の人たちが集まると、「健康」「血圧」「糖尿」「腰痛」「肩こり」「目の疲れ」こういった言葉が誰からともなくポンポン飛び出します。
他の人が聞けば、まるで「病気自慢」に聞こえるかもしれませんが、私たち本人は真剣なんです。
それほど健康に関することで、困り事や心配事が増えてきます。
そこで、喜ばれる健康グッズの登場です。
ソファに置いたらわからない高齢者が喜ぶマッサージ器
最近はいろいろな商品が出ています。
「いかにも健康グッズ」的なものでない、次のクッション型のものはいかがですか?
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居間のソファや座椅子の横に置いておいてもまったく違和感がないところがいいですね。
よく肩を手でもんでいる還暦おじさんやおばさんにオススメ
これは「いかにも健康グッズ」という感じですが、肩こりを気にする人ならとっても喜ぶでしょうね。
マッサージ器
肩から首にかけて、あるいは腰に当てたら効きそうです。
また、散歩好きの熟年の方なら、散歩が終わってから土踏まずに当てたら足の疲れを一気に取ってくれそうな気がします。
ブランド品の小物
女性男性問わず、還暦を迎える60歳の方であれば、必要な物は一通り揃っている方が多いでしょう。
そこで、1000円の豆腐と同じ発想で小物を選んだら喜ばれると思います。
2000円のアウターは???でも、2000円のブランドハンカチなら男女問わずに嬉しいと思います。
ストールやマフラーも1万円前後で素敵なブランド物がプレゼントできます。
女性に喜ばれる日傘も2000円~3000円のものが多いですので、1万円前後ならワンランク上の贈り物になります。
これと同じ発想で、最多価格帯より高いものを選ぶと還暦を迎えた女性、男性から喜んで頂けるのではないでしょうか。
還暦祝いのパーティーにサプライズするならコレ
冒頭にお話しした、私の友人の還暦、そして町内の仲良し家族達から祝ってもらった私自身の還暦祝いでのサプライズをご紹介します。
ゴルフ好きでスポーツマンタイプの60歳店主の例
その方は飲食店を経営していますが、お子さん達や従業員で基本的にお店が回るので、時間があるとよくゴルフに行きます。
交友範囲が広いので30人くらいの友人が集まった中でのサプライズ2つ
還暦を迎えた彼の家族やスタッフに協力してもらい
協力してもらって作ったのがビデオレター
当日会場、還暦パーティに集まった人たちはもちろん、都合で集まれなかった人たちからも30秒~1分程度の還暦お祝いメッセージをビデオに撮って編集して当日サプライズ上映。
その後、そのビデオディスクをプレゼントしたのですが、ユニークなメッセージが多くてパーティがとても盛り上がりました。
還暦に赤いちゃんちゃんこ、ではなく…
ゴルフ好きの彼に、赤いゴルフウェア上下と赤いキャップをプレゼントしました。
その場で着替えてもらって皆さんにお披露目、日頃から少し派手目な格好が多い人なので、赤いウェアはとても似合っていました(^^)/
赤い色には意味があるようですので、赤い色のプレゼントもいいと思います。
次のページに詳しく載せていますので、この続きとあわせてお読み頂ければ幸いです。
還暦プレゼントで赤いものを女性や男性に贈る時のコツとお勧め
還暦を迎えた社長に内緒で社員のビデオメッセージを…
事前にリサーチした上で総務部長に相談、社長に内緒でビデオメッセージを撮影しました。
社員全員の撮影は難しいので、10人ほどに絞って撮影したのですが、総務部長の人選がナイスでした。
彼とよく一緒に飲んだり麻雀をする仲間を中心に十数名で集まって還暦祝いを居酒屋でやりました。
その仲間の中に会社のスタッフはいなかったので、ビデオにとても驚いていたようです。
大切な社員のメッセージですから、きっと素晴らしい記念になったと思います。
予想外のプレゼントに驚いた還暦を迎えた私(^^)/
お互いの子ども達が小さい時には、みんなで海に行ったり、スキーに行ったりする。
そして今でも、夏場は何回もバーベキューを一緒にする、そんな仲良し家族が隣近所に何軒かいます。
その家族の皆さんが、私ともう一人の女性の還暦祝いのパーティーをしてくれました。
場所は、みんなでよく行く焼き肉屋さん。
会費はワリカンでしたので気軽に参加できましたが、私とその女性の家族を除いた家庭でお金を集めてプレゼントをしてくれました。
私に贈られたのは、レンジで温めて使うタイプのネックウォーマーと赤いパンツ。
赤いパンツは微妙ですが、ネックウォーマーは冬場に重宝しました。
ところがそれで終わらずにサプライズがありました。
なんと、本人を除く全員で色紙に還暦お祝いメッセージをビッシリ書いてプレゼントしてくれたんです。
気軽に冗談を言い合う仲間からの、ちょっとかしこまったメッセージには心が打たれました。
さらに、赤ちゃんの頃から知っている小中学生や高校生からのメッセージもあり、読んで思わず涙が出そうになりました。
事前準備は必要ですが、記念になるのでとても良いと思います。
家族で還暦祝いをする場合も、お孫さんがいらっしゃったら、みんなでメッセージを書いたら喜ばれますよ、きっと!
できれば中央のスペースを空けておいて、あとでみんなの集合写真でも貼ってあげれば最高です。
友人同士や会社の同僚で還暦祝いを企画運営する場合のまとめ
家族が祝ってくれる還暦祝いも素晴らしいですが、友人同士で還暦祝いをしたり、会社の上司の還暦祝いを社員や同僚が企画してするというのも素晴らしいと思います。
その際は、ぜひちょっとしたサプライズを用意してくださいね。
たとえば、商品券やビール券、旅行券などの金券などは封筒に入っちゃいます。
でも、それをマトリョーシカのように小さな箱から次第に大きな箱に入れてプレゼントしたら受けそうです(^^)/
何よりも、自分のために多くの人が知恵と時間と、そしてお金を使ってくれた還暦パーティはいつまでも心に残ることと思います。