犬を飼う時の子供への影響とメリット、責任にはどんなものがある?

犬を飼おうかどうか迷っていらっしゃるんですね。

とてもステキなことだと思います。

私は子どもの頃は猫と一緒に育ち、自分の子供ができてからは犬を飼いました。

自分が猫や犬と何年も一緒に過ごしてきた経験から、犬を飼おうかどうしようか迷っている方に参考になりそうなことをまとめました。

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犬を飼う時の子供への影響は?

たとえば、お子さんが幼い場合は「犬が赤ちゃんを傷つけたりしないだろうか」とか心配もあると思います。

あるいは、「犬という家族を新たに迎えると、親の愛情を持って行かれると感じて悪影響はないだろうか」そう心配される方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、普通に飼っていれば、犬は自分より弱い立場の赤ちゃんを傷つけることはないし、子供を無視して犬だけを可愛がるような極端なことをしなければ悪影響はないと私は思っています。

それどころか、良いことばかりです(^^)/

ですから、犬に限らず動物を飼うことは子供にとって、とても貴重な素晴らしい体験になると思います。

 

ただ、最初にひとつだけお願いするとすれば、子供のために犬を飼うという考えではなく、

犬を飼いたいから飼うという純粋なお気持ちをもってほしいと思います。

 

なぜ動物を飼いたかったか

私が犬を飼ったのは、兄が小学校4年生、弟が1年生の時のことです。

正直のところ犬を飼いたいと思ったのに、あまり深い意味はありませんでした。

ましてや、○○のために犬を飼いたいといった目的があったわけではありません。

 

きっかけがあるとすれば、男の子2人が小学校に上がったことでしょうか。

まだまだ手のかかる子ども達ではありましたが、乳幼児に比べれば子育てが一段落した感じがあったので、猫を飼いたいと思ったのが最初です。

 

私は幼い頃、自分の記憶がある時には猫が家にいました。

雌猫が2匹いて、両方が赤ちゃんを同じ時期に生んでしまったので、子猫がたくさんいたことを覚えています。

私は末っ子ですが、親に叱られたり、上の子に何か言われたような時は、よく猫に話しかけたのも覚えています(^^)/

特に猫の、

普段は群れをなさずに1匹で気ままに行動するところ人間に媚びずに自分の意志で行動するところが好きでした。

そんな独立心が強い猫が身体を擦りつけて甘えてくるときなんかはギューッと抱きしめたくなる可愛さです。

 

なぜ猫ではなく、犬を飼うことにした?

ペットを飼うことに家族は反対しました。

妻は根っからの動物嫌い、子ども達は身近に動物がいなかったのでイメージが湧かなかったのと、別に敢えて飼いたいという動機がなかったのでしょう。

 

でも、あきらめきれない私は妻を連れて時間があるときにペットショップを回っていました。

ある日のこと、ケージの中にいる子犬を見てカミさんが「可愛い(^^)/」と一言言いました。

その瞬間を逃さず、私が「これは運命の出会いだ! よしこの子を飼おう」と決めたんです。

 

猫ではなく、犬を選んだのは反対していた妻が気に入ったこと、そして私の子供時代と違って、猫を放し飼いにすると近所に迷惑をかけそうな気がしたからです。

それに、猫を家に閉じ込めて飼うことで、私が気に入っていた猫の自由気ままさを奪う気持ちになれなかったので、犬に決めた次第です(^^;)

 

犬や猫を飼うことに反対していた子ども達は

学校から帰ったら家に子犬がいるので子供達はビックリです。

でも、まだ小学生ですから、大喜びでワンちゃんを迎えてくれました。

そして、このワンちゃんが何年後かに弟を助け、さらに兄の命を救うことになったのです。

 

でも、これは結果的にそうなったということで、最初から、子供が欲しがるからとか、子供の教育のためにと思ったわけではありませんでした。

もし、○○のためにという思いで飼っても、その通りにならないこともあります。
その時にがっかりしないためにも特定の目的をもって飼わない方が私はいいと思います。

生き物を飼うことは結構大変なことがたくさんありますから(^^;)

 

犬を飼うメリットって何?

・犬が好きで、飼いたいから飼う
・生き物を飼うのは大変なことがたくさんあることを承知して飼う

そう思われたあなたに、犬を飼うメリットについてお伝えします。

自分の思いが通らない理不尽さの経験

犬は生き物ですから、自分の思い通りには動いてくれません。

大人は長い人生経験上、世の中ってヤツは理不尽なものさということを痛いほど知らされています。

 

でも、何不自由なく育ってきた子ども達は、何でも自分の思い通りになると勘違いして育ってしまう側面をもつことがあります。

それでも、世の中には自分の思い通りにならないこともあるということは保育園や幼稚園、あるいは小学校で経験できます。

でも、その場合も相手が人間なので言葉が通じるんです。

ところが、言葉の通じないワンちゃんはある意味では自分の思い通りにならない塊のような存在になったりします。

 

一番下の子に妹や弟ができる感覚

親ですから子供が望ましくない言動をした時には叱ることがあります。

時には面白くないことがあって不機嫌な兄が弟に当たることもあります。

でも、下の子には自分の下はいません。

そんな時にワンちゃんが我が家に来たわけです。

 

幸いなことに、犬に当たることはしませんでしたが、親に叱られたようなときに次男は犬にボソボソと話しかけていました(^^;)

またある冬の日、一面銀世界となって晴れた日、「おい、雪合戦しようぜ」と言って次男が犬を外に連れ出しました。

見ると1人と1匹で雪合戦をしていましたが、相手は犬ですから雪玉を投げることはできずに、一方的に雪玉をぶつけられていました。

もっとも、固い雪玉を力強く投げるのではなく、まるで雪の上で仲良くじゃれ合っている兄弟のような感じでした。

この3人目の兄弟である犬の存在は次男にとってかけがえのない存在となって居続けました。

 

自分が守るべき存在

兄は大学受験に失敗しました。

それも1回ではなく、結局4浪もしたんですが3浪の時に事件が起こりました。

 

1浪、2浪の時には予備校に通っていたので、出願等のスケジュールは予備校がリードしてくれます。

ところが、3浪の時は自宅で受験勉強をしていたので、そのフォローがありませんでした。

そこは親である私や母親が支えるべきところでしたが、ダメ親はそれをせずに大切な事がけっこう抜けていました。

ある日、予備校の模試を受けるために新幹線で東京に出掛けた彼は、予定の日に帰ってきませんでした。

 

心配している私たちのところに彼から電話がありました。

「今、富士山の麓にいるんだけど迎えに来てもらえませんか?」

予定を過ぎていた彼からの「富士山」という言葉にすべてを悟った私は、深夜でしたがすぐに車を飛ばして数時間かけて迎えに行きました。

 

「俺がいないとワンちゃんを世話できないから…」

それが、彼が思いとどまった理由です。
もちろん、それは言い訳で死にきれなかったのが本当のところなのは承知しています。

 

そういえば、家で受験勉強をしている足下に常にワンちゃんが寄り添い、食事の世話からケージの掃除、散歩までこの時はすべて長男がやっていました。

彼にこのように自分が守るべき存在がいたことは確かで、もしワンちゃんが我が家にいなかったら…、そう思うとゾッとします。

そんなことがあって、兄にとっても、弟にとってもかけがえのない存在、それが我が家のワンちゃんでした。

 


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犬を飼う責任にはどんなものがある?

一番は最期まで飼う覚悟でしょうね。

犬の生涯は長い

我が家のワンちゃんは15歳と9か月まで生きてくれました。

約16年間ですから、当時小学校1年生だった次男も23歳になりました。

 

これがもし、75歳の方が犬を飼ったとしたら、91歳まで犬の世話をすることになります。

最近は高齢でも健康な方が多いですが、それでも90歳前後の場合はどちらの方が先にお迎えがくるのか微妙になってきます。

ですから犬を飼う時には、自分が最期まで面倒を見ることができるかを考える必要が出てきます。

 

犬を飼ったら旅行に行かない

ペットホテルがありますから、預けて出掛けることはできます。

でも、ペットホテルに拒否反応を示すワンちゃんもいるようですし、何よりも飼い主の元を何日も離すのはとても可哀想です。

 

我が家の場合は、家を空にして出掛けるのは基本1泊までにして、出来るだけ遅く出発して、翌日は出来るだけ早くワンちゃんのところに帰るようにしていました。

 

犬を飼うとお金がかかる

野暮な話かもしれませんが、それが現実です。

 

我が家のワンちゃんはあるとき、脇のところに腫瘍ができてそれがどんどん大きくなりました。

「もっと小さい時に切除していればいいだろ」
そう言われそうですが、獣医師から良性だから放っておいて大丈夫と言われているうちに簡単には切れない大きさになってしまったんです。

この時には入院も含めて30万円ほど費用がかかりました。

 

最初に飼う時はケージなどの用品が必要ですし、ペットシーツなどの消耗品も必要です。

我が家のワンちゃんのようにアレルギーで専用のご飯が必要な場合などは結構費用がかかります。

トリミングにもお金は要ですし、狂犬病をはじめとした予防接種代もバカになりません。

さらに、暑い夏や寒い冬にはワンちゃんのためにエアコンを24時間付けっぱなしにすることも多かったです。

あなたの周囲にワンちゃんや猫ちゃんを飼っている方がいたら、一度様子を聞いてみるとよく分かるかと思います。

 

近所の理解も必要

飼うにあたってはしつけ教室に通えるといいですね。

ペットのしつけに関する書籍もありますが、実際に目の前で見たり、自分のワンちゃんを連れて行くことのできるしつけ教室は魅力的です。

それに、そこで出会う犬の愛好家たちと親しくなることができるといろんなことをアドバイスしてくれます。

動物病院に連れて行くほどではないけど、何だかちょっと気になることがあるとか、こんな時にはこう対処したらいいんだろう?

そんな場面に出くわした時に、長年ワンちゃんを飼ってきた経験をもった先輩ほど頼りになる人はいませんから(^^)/

 

犬を飼う時の子供への影響とメリット、責任などのまとめ

犬が大好きで、犬を可愛がって育ててくださる方であれば、ぜひワンちゃんを飼ってください。

決して何かのためにという心構えではなく、また最期まで買い続ける年齢や環境であれば大いにお勧めします。

生き物ですから育てる上で大変なことはたくさんありますが、それに勝るいいことや素敵な経験ができることでしょう。

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