本成寺の鬼踊りは珍しい新潟の節分行事 赤青黄緑黒の鬼が暴れます

鬼踊りと言えば新潟県三条市の本成寺の節分会で行われるもので、毎年大勢の人で賑わう人気行事です。赤・青・黄・緑・黒の鬼に健康を願って我が子を差し出す珍しい情景を見ることができます。鬼にはいろいろな意味がありますので、ご自分の願いを豆にぶつけます。

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本成寺の鬼踊りは全国的にも珍しい新潟の節分行事です

新潟県三条市の本成寺で毎年行われる節分はものづくりのまち三条にふさわしく、のこぎりやや斧などを手にした赤・青・黄・緑・黒の鬼たちが本堂で大暴れします。

そして最後に「福は内、鬼は外」の貫主のかけ声に始まって年男・年女が中心となって豆を鬼にぶつけ、撃退させて平和と安全を祈ります。

この鬼踊りは、全国的にも珍しく、室町時代に本成寺の僧兵と農民が力を合わせて盗賊を追い払ったという故事にならって、節分の豆まき行事として続けられていますが、現在のかたちになったのは昭和28年のことのようです。

立春とはいえ、本堂の戸を開け払って行いますので、寒い中、厳粛な雰囲気の中で始まります。そして鬼が叫び声とともに大暴れする姿は迫力満点です。また、鬼に抱かれた子どもは健康に育つと言われており、我が子を鬼に差し出す親も多く、怖くて泣き出す子どもの姿が毎年恒例となっています。

赤鬼/金棒を持ち人間のすべての悪い心の象徴です。豆をぶつけることで自分自身の中にある悪心を取り除きます。青鬼/貧相で欲深い心をあらわしており、貧相な自分に豆をぶつけて福徳を願います。さすまたを持っています。

黄鬼/のこぎりを持っています。我を通すことにとらわれずに公平な判断ができることを願って豆をぶつけます。

緑鬼/なぎなたを持っていて、おごりたかぶりの心をあらわしており、おごりの気持ちを追い払うことを願って豆をぶつけます。

黒鬼/斧を持っていて疑いの心をあらわしています。自分自身の疑いの気持ちに対して豆をぶつけます。

三途川婆(そうずかば)・・・強欲なねたみの心をもつ女性の心をあらわしています。女性は自分を顧みて豆をぶつけます。

鬼踊りの流れ

僧兵登場

太鼓を打ち鳴らして横柄が登場し、「我ら三宝に帰依してたてまつり…」という口上で始まります。
続いて、赤・青・黄・緑・黒の鬼がノコギリや金槌、金棒などを持って登場して大暴れ! あちこちから子供の泣き声や悲鳴が聞こえてきます。

三途川婆(そうずかば)登場

三途川婆は、三途の川で、亡者の衣服をはぎ取るという老女で、人間の強欲な心をあらわしています。

鬼踊りのピークを迎えたところで、貫主の「福は内」の声を合図に豆を鬼に向かってぶつけます。そして僧兵に本堂から追い出され鬼踊りは終了。鬼踊りが終わった後は鬼と一緒に写真を撮ったり、健康を祈願して子供を鬼に抱き上げてもらうこともできます。

 

本成寺の鬼踊りを見るには(アクセス)

会場は本堂で、早く来て場所取りをしている人がたくさんいます。タイミングが遅いと本堂に入りきらずに境内にあふれます(^^;)

期 日

例年2月3日(曜日に関係なく)に2回行われます。
1回目午後1時~
2回目午後3時~

場 所

法華宗総本山本成寺
新潟県三条市西本成寺1丁目1-20

アクセス

車 :北陸自動車道 三条燕ICより約15分
電車:JR信越線三条駅より徒歩15分

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車でお越しの場合

本成寺の駐車場は当日は使えませんので、下記の臨時駐車場に停めてシャトルバスで会場に行くことになります。
本成寺 鬼踊りアクセス地図

三条防災ステーション(当日駐車場)

新潟県三条市上須頃167番地1
車 :北陸自動車道 三条燕ICより約5分

お問合せ先

三条市営業戦略室観光係
電話番号 0256-34-5511

 

本成寺の鬼踊りを見たら石川雲蝶か金物を見てください

本成寺の鬼踊りを楽しむ

防 寒

楽しむためには防寒が必須です。上記の通り、会場の本堂は戸を開け払っておこないます。暦場の立春とは言え、一番寒い時期ですので、厳重な防寒はもちろん、ホッカイロを複数持っていきましょう。

福 豆

福豆を売っています。くじ付きですので何か当たるかもしれませんのでその歳の運試しで惹いてみてください。

露 店

周辺には露店が立ち並びます。寒い中ですが、温かいものもありますので、楽しんでください。お天気が悪い時は長靴がお勧めです。

燕三条は金物の町

職人の伝統の技が燕三条にあります。その製品は多岐にわたり、洋食器を始めとして世界中の一流店などで愛用されています。お時間がありましたら是非お訪ねください。お気に入りの逸品が見つかるかもしれません。

燕三条地場産業振興センター
公の施設で、特産品が紹介されています。

ストックバスターズ
一流品が毎日激安で販売されているアウトレットです。

 

石川雲蝶は日本のミケランジェロ

江戸時代の末期に活躍した木彫りの名工。江戸(東京)に生まれ、三条の金物商内山又蔵の依頼により越後(新潟県)に来たとされ、三条を始め長岡や魚沼に多くの作品を残しています。有名なものが西福寺(新潟県魚沼市)の開山堂の天井彫刻で、三間四方いっぱいに繰り広げられる透かし彫りはダイナミックで色も鮮やかで圧巻です。

魚沼市の永林寺を訪ねたときにお聞きしたお話では永林寺に作品を作るきっかけは住職との賭け事だったようです。また、三条の酒井家に婿入りする時の条件で「良い酒とノミを終生与える」ということだったともお聞きしました。

石川雲蝶の人気は根強く、休日などは県外からも大勢の方がいらっしゃいます。直接お話をお聞きすると興味深い話がたくさん聞けることと思いますので是非訪ねてみてください。

本成寺(三条市役所リンク許可済み)
本成寺にも石川雲蝶の作品はありますが、鬼踊り当日に見ることはちょっと難しいかと思います。

西福寺(開山堂)
三条市からは少し離れますが、天井に広がる作品は圧巻で、訪ねてくる人が大勢いらっしゃいます。

永林寺
雲蝶の作品が多くあり、遠方から来る人もたくさんいらっしゃいます。

 

まとめ

珍しい越後の鬼踊りを見てそのまま帰るのはもったいないです。

一流の職人が丹精込めて作った包丁や洋食器を始めとした製品を是非ご覧ください。手に取ると世界で愛用される理由がわかると思います。そして是非お気に入りの逸品を見つけてください。

実用品より芸術に興味がある方は是非石川雲蝶の作品のある寺を訪ねてください。写真で見るのとはまったく違う迫力に圧倒されると思います。その作品を見るだけのために県外からいらっしゃる方もいますので必見です。

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