枝豆の美味しい茹で方はフライパンで!栄養素や効果と保存方法を紹介

枝豆と言えば居酒屋の夏の定番メニュー、暑い夏にキンキンに冷えたビールと茹であがったばかりの熱々の枝豆は美味しくて最高です。

もちろん、冷蔵庫で冷やした枝豆もうまいです。

 

実は、夏が旬の枝豆は美味しいだけじゃなくて栄養素がタッブリでダイエットにも効果があるので毎日でも食べたくなっちゃいます(^^)/

そこで枝豆農家直伝の美味しい茹で方をご紹介します。

さらに枝豆に含まれている栄養素と期待できる効果、そして上手な保存方法をまとめてみました。

 

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枝豆の美味しい茹で方を農家直伝の方法で

湯上がり娘、肴豆、黒崎茶豆と言えば枝豆の有名な品種ですが、新潟は枝豆の作付け面積は1570haで日本一なんです。

ところが出荷量となると作付面積840haの千葉が6330tも出荷しているのに、新潟県は3620tで全国のトップ3に入っていません。
※いずれも農水省2014年のデータ

疑問に思った方もいると思いますが、新潟県人は美味しい枝豆を出荷しないで自分たちで食べちゃうんです(^^;)

 

そんな新潟の枝豆農家さん直伝の茹で方を聞いてからというもの、私も枝豆をとても美味しく食べています。

茹で方と言ってもその方法は塩茹でではなく、枝豆を蒸し焼きにするんです。

 

枝豆 250g
水 50cc
塩(塩もみ用)小さじ2(10g)
塩(蒸し焼き用)小さじ2(10g)
  1. 枝豆をきれいに洗って水気を切る
  2. 塩で枝豆をもみ洗いして枝豆の産毛を取る
  3. 水洗いして塩や汚れをよく落として水気を切る
  4. 蒸し焼き用の塩 小さじ2を加えてよく揉み込む
  5. フライパンに水50ccを入れて沸騰させる
  6. 枝豆がフライパンに平らになるように広げて入れる
  7. 蓋をして中火で5分間蒸し焼きにする
  8. ちょうど水気がなくなったら火を止める
  9. 味見をして枝豆がまだ硬ければ少し水を足して再加熱
  10. 紙の上に広げてうちわで扇いで冷ましてできあがり
  11. 味見をしてみて足りなければ振り塩をして調整

※「Markさん」からのコメントにより修正しました。2020.10.24
フライパンに入れた枝豆
蒸し焼きにした枝豆
できあがった枝豆

ポイントは少なめの水で蒸し焼きにすることで、水の量が多少足りなくて枝豆の皮に焦げ目がついても大丈夫、とても美味しく頂けます。

 

もうひとつのポイントは団扇であおいで水気を飛ばしながら冷ますこと。

冷水にとってしまうととても水っぽくなってしまいます。

 

ていねいな方はサヤの両端を切り落としたりしますが、それは茹でるときに味を染みやすくするためですので、蒸し焼きの場合はそのままで大丈夫ですよ。

実は、その枝豆農家さんから直接買うとすでに洗って産毛や汚れをきれいに取り除いておいてくれます。

こんな農家さんだから当然栽培もていねいで、同じ地域の同じ品種でも他の農家さんの枝豆より美味しいので美味しいんです(^^)/

※「Markさん」からのコメントに刺激されてずんだ餅を作ってみた様子を追記しました。
ずんだ餅を作ってみた

 

枝豆の茹で方はフライパンで簡単OK

前の章でお伝えした通り、枝豆は茹でるのではなくフライパンの調理で実に簡単です。

時間を5分と書きましたが、枝豆の実の入り方などによっても違ってきます。

茹ですぎてしまうと食感が乏しくなって美味しさが半減してしまいます。

 

私はやや固ゆでが好きなので、3分くらい経ったら、味見をしながら火を止めるタイミングを見計らいます。

まだ固いのに水がなくなってしまって多少焦げ目がついてもまったく問題ありません。

調理方法の中には焼き枝豆というものもあるくらいですから(^^;)

 

でも、焦げ目が気になる方は、3分過ぎた頃から、枝豆の固さと水の量を見守っていってください。

この枝豆の蒸し焼きには塩の量を節約できますし、湧かす湯の量も少ないので省エネです。

 

さらに枝豆の蒸し焼きの優れている点は大切な枝豆の栄養素が失われにくいということ。

たっぷりの湯で湯がいてしまうと、せっかくの枝豆の栄養素が水に溶け出してしまいます。

また、一見手軽に出来そうな電子レンジも水に栄養素が溶け出さないのでいいようですが、実はNGです。

電子レンジで枝豆を加熱すると、高温になるため壊れてしまう栄養素があるようですのでもったいないですよ。

 

枝豆の栄養素と期待できる効果がすばらしい

枝豆は枝豆ダイエットと言われるくらいヘルシーで栄養価がとても高いなど、栄養素がとても豊富で、いろいろな効果が期待できます。

 

ビールと枝豆は相性抜群

枝豆にはアルコールを分解するアラニンという成分が豊富に含まれているため、ビールのおつまみとしてはとても優れているんです。

同じ量のビールを飲んでも、枝豆を食べながらの場合は二日酔いを和らげてくれるかもしれませんね。

もちろん、枝豆とビールは美味しいから、相性がいいからといって飲み過ぎればダメですが(^^;)

 

枝豆には脂肪燃焼の効果があります

夏バテをしないようにと食べ過ぎたり、冷たいものが美味しいからとビールを飲みながらおつまみをたくさん食べると体重や体型が気になってしまいます。

さらに、お盆で実家に帰って美味しいものをたくさん食べたり、子ども達の夏休みを利用して旅行に行くとついつい食べ過ぎてしまうこともあります。

 

そんな時に脂肪燃焼効果のある枝豆って魅力的だと思いませんか?

その枝豆の成分がコリンオルニチンです。

 

枝豆に含まれるコリンは余分な脂肪をつけないようにサポートしてくれます。

それはコリンが、私たちが食事からとった脂肪や糖を優先的にエネルギーとして使われるようにサポートしてくれるからなんです。

つまり、枝豆に含まれるコリンが体内に脂肪や糖が蓄積しにくくしてくれるわけですね。

 

一方、もうひとつの栄養素、枝豆に含まれるオルニチンは脂肪が燃えやすい体にしてくれる働きがあります。

オルニチンは体の代謝を上げ脂肪や糖の燃焼を促進してくれるので、定番の枝豆と晩酌という組合せだけでなく、朝から食べると1日中、代謝を良くしてくれる効果があります。

 

でも、まさか朝から枝豆とビールという組合せというわけにはいきません。

では、どうやって食べているんでしょう。

 

我が家の場合は子供が家を離れているので私とカミさんしかいません。

それでも、枝豆を買うときは500gとか1kgとたくさん買います。

朝であれば、枝豆をご飯に入れて混ぜご飯にします。

 

枝豆の炊き込みご飯

生の枝豆をサヤから出してお米と一緒に炊けば、枝豆の炊き込みご飯ができます。

ただ、生の枝豆をサヤから出すのは面倒だし、せっかく作っても枝豆の色が良くないし、さらに柔らかくなって食感もよくないので、うちでは炊き込みご飯ではなく、枝豆の混ぜご飯にしています。

炊きあがったご飯に蒸し焼きにした枝豆をサヤから出して混ぜて出来上がりです。

 

何にでも枝豆投入

  • サラダに枝豆をトッピング
  • 厚焼き玉子の中に枝豆を混ぜ込んで焼く
  • みそ汁の中に枝豆を投入
  • 野菜のかき揚げの中に枝豆を混ぜ込む

※いずれの場合も蒸し焼きにしてサヤから出して使います

もちろん、まるで常備菜のように置いておいて、そのままでもパクパク食べるので、1kg位はあっという間です(^^;)

 

ずんだ餅を作ってみた

たくさん枝豆を茹でた時に食べきれなかったで試しに作ったので、分量などを量っていません

  • 茹でた枝豆のサヤからマメを取り出す
  • フードプロセッサーに入れて砕く
  • 味をみながら少しだけ砂糖を入れる
  • 好みの味や粒粒感になったら完成

※すみません、おおざっぱなレシピで(-_-;)
※とろみが欲しい時は少し水を足してフードプロセッサーにかければOKです。
枝豆からずんだ餅を作る
フードプロセッサーに枝豆を入れる
フードプロセッサーで好みの方さに枝豆を砕く
枝豆から作ったずんだ餅+猫

100%枝豆のずんだ、砂糖をほんの少ししか入れなかったので本当にまろやかな味で好評でした(^^)/

※写真を撮っていたら興味津々の猫ちゃんが寄ってきました(-_-;)

美味しいからと枝豆の食べ過ぎに注意

蒸し焼きにした枝豆とご飯のカロリーなどを比較してみました。(100gあたり)

種類 カロリー タンパク質 炭水化物
枝豆 134kcal 11.5g 8.9g
ご飯(精米うるち米) 168kcal 2.5g 37.1g

※文部科学省 食品成分データベース参照

 

枝豆とご飯ではカロリーは大きく違いません。

ですから、通常通りの食事をした上に、枝豆をパクパク食べてしまっては、せっかくの脂肪燃焼効果も水の泡となってしまいます。

 

そこで、先ほどの混ぜご飯のような場合、ごはんの一部を枝豆に置き換えて食べるという感じが良いと思います。

そうすると、枝豆の方が炭水化物の量が1/3となりますし、逆にタンパク質は4倍にもなります。

 

夏バテ対策にばっちりな枝豆の肝臓機能アップ効果

枝豆に含まれるコリンメチオニンには肝臓機能をアップしてくれる働きがあります。

 

さきほど、コリンは脂肪を燃やしてエネルギーに変える働きがあると書きましたが、コリンにはそれだけではなく、実は肝臓の働きを助けてくれる効果が強いんです。

さらに、もうひとつの栄養素、メチオニンは体内の老廃物の排出をサポートしてくれます。

つまり、枝豆の成分が肝臓の働きを向上させ体が老化する成分を外に出してくれるわけです。

 

枝豆の大豆イソフラボンが夏のダメージを受けたお肌の回復に

枝豆に含まれる大豆イソフラボンは美肌効果が期待されると言われています。

 

さらに老化の原因を抑え、髪や鼻の潤いを保つ効果もあります。

そして、女性の大敵、シミの原因となるメラニン色素を抑制してくれる働きもあります。

美味しい上に、この働き者! 枝豆って本当にすごいですね(^^)/


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枝豆の美味しい保存方法は注意が必要

枝豆好きの私は、スーパーに立ち寄るとつい買ってしまいます。

ところが帰宅してみると妻も枝豆を買ってきて重なってしまうことも度々あります。

 

さすがに一度に大量には食べられないので、そんな時には生のまま冷凍保存をしていました。

ところが、これはあまり賢い方法ではなかったようです。

 

枝豆農家さんに聞いたお話です。

・枝豆は鮮度が大切、収穫した時点から味の劣化が始まる
・そのため朝採り枝豆などできるだけ収穫してから時間が経過していない枝豆を買うのがいい
・買ったらすぐに蒸し焼きにして熱を冷ましたらすぐに急速冷凍
・生のまま冷蔵庫に保管していても味の劣化が進むので避けた方がいい
・生のまま冷凍する方法もあるが、蒸し焼きにする時間調整が難しくなる
・食べる時は自然解凍が一番

まとめ

枝豆の栄養素を採るには100g程度で十分なんだそうです。

ですから、一度に大量に食べるよりは、少量でも毎日、ご飯に混ぜたり、サラダに乗せたり、スープに入れたりして食べ方を工夫して、継続して食べることができるといいですね。

幸い、枝豆にはたくさんの品種があるので収穫時期が長く、初夏のころから秋口まで長い期間に渡って楽しむことができます。

 

旬の枝豆を美味しく食べて、健康増進! 

そして、絶好調な身体で暑い夏を乗り切りましょう(^^)/

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