バレンタインデーが近づくと憂鬱になる方は意外といらっしゃいますね。「女性が少なくて負担」「一部積極的な人がいてまとまらない」「女性の意見が揃わない」「そもそも男性は嬉しいの?」 そんな疑問に男性の立場でお答えしたいと思います。
また、どうしても配る必要がある時のおすすめも紹介しています。
バレンタインの義理チョコは必要ですか?
男性の側でも、「もらうのはいいけどお返しが大変」「わずらわしいので要らない」「みんなで楽しむならいい」「もらえるのはうれしい」など受け止め方は様々です。
義理チョコは必要ない
「去年まで女性社員みんなで配っていたのが、意見が合わなくて」そんな時は無理に意見をまとめる必要はありません。もともと義理チョコですので、去年まであったのが無くなってもほとんどの男性は気に留めないでしょう。
「義理チョコ」とは言いますが、配らなくてはならない義理はありません(^^;) 私は男性の立場でも「もらって嬉しい派」ですが、不協和音の女性軍からいただくのは嬉しくないです。せっかくならちょっとしたイベントとして楽しめるといいんですけどね。
以前、「チョコを嫌いな方もいらっしゃるようでしたので、女性軍でまとめておせんべいを差し入れに用意しました。今お茶入れますね」休憩時間に女子社員からそう言われたとき、男性社員は笑顔でみんな集まりました。
こんな感じでバレンタインを上手に使われると、男性側もホワイトデーに「女子社員は何を喜ぶかねぇ」と雑談も進みます。みんなで出し合うので負担も少なくて良い雰囲気でした。
一人一人は難しい
一人一人に用意するとなると少なくても400~500円になります。すると男性側もそれ以上の金額のものを個々に用意することになり、考えるのも、用意する手間も費用も正直負担になります。
ですから、「今年は意見が合わないので個々でやりましょう」と言って、あげる女性、何もしない女性、あげる場合も金額がまちまち…こんな感じなら、頂く側の私の立場でも、「無い方がいいのでは?」 と思ってしまいます。
みんなで一緒に楽しむからいいのであって、バラバラになってまで義理を果たす必要は無いように思います。
個から個へはさらに難しい
「バラバラなら無い方が良いのでは?」と書きましたが、「個人的にお世話になっている方がいるので是非あげたい」そう思われる方もいらっしゃると思います。
そのお気持ちはとても良いと思いますが、でも、それをするならバレンタインのタイミングは避けた方が賢明かもしれません。
なぜなら、バレンタインデーの由来はいろいろ言われていますが、日本では「女性が男性に対して、好きという感情を伝える手段としてチョコレートを贈る」ということが始まりでした。
ですから、バレンタインデーに女性社員が個人的に特定の男性に何かを贈れば、男性は「この意味は何??」と考えてしまいます。私はそういう経験はありませんが、もしあればきっと困ってしまったことでしょう。
日ごろお世話になっているのであれば、特に助けていただいた時や何かをしてもらったときに、すぐ御礼をするのが誤解を招かない方法かと思います。
義理チョコを職場で配るのはうれしい?
女性が楽しんでいるから男性も楽しい
先ほども書きましたが、私は男性の立場としていつも嬉しく頂いています。特に、女性の皆さんも楽しんでいる時が一番いいですね。
前述の例のように、それをきっかけに「一緒にお茶を飲みましょう(^^)/」という雰囲気の時が一番良かったですね。
これがもし女性の皆さんの中に不協和音が生じて、「私は参加していないから…」という女性が出るようならやめた方がいいです。だって男の立場を考えたときに、そんな場ではいたたまれません。
旅行に行ったら美味しそうなお菓子があった。旅先で珍しいお菓子を見つけた。そして社員の顔を思い浮かべて「買って行きたい」と思うからいいんですよね。
もし、「旅行に行ったら会社の同じ部署の人にお土産を買ってくることが慣例」になっているならナンセンスです。とは言え、一旦そういった慣習が生まれてしまうと、上司の方が一刀両断にしないとなかなか改善は難しいですけど…。
同じように、義理チョコが義務チョコになってしまったら大変です。年配の女性が頑として言うことを聞かなければあきめるしかないかもしれませんが、先輩女史が理解を示してくれたら、この機会に無くしてしまってはいかがでしょうか。
義理チョコのおすすめは?
みんなでお茶を飲める職場なら
前述のように、これをきっかけに楽しくお茶を飲めるなら、何でもOKです。チョコなどの甘いものはもちろん、おせんべいなど袋に入っているお菓子を開けてみんなで一緒に食べればいいです。
その場合も個包装のものがおすすめです。いつも菓子器に入れるような習慣があれば別ですが、ポテトチップスなどを広げるのは職場ではあまりおすすめではないです。個包装なら不在の社員さんの机の上にも置いておけますし(^^)/
珍しいもの
ずいぶん前になりますが、職場である女性からオランジェットを頂いたことがありました。私はその時に初めて食べたので「オレンジとチョコレートはこんなに相性がいいんだ!」とビックリした覚えがあります。
それを期にすっかりオランジェットのファンになって今に至っています。男に比べて女性の方のほうが情報をたくさん持っていらっしゃるので、「これは驚くかも」「これは珍しいよね」そういうものを選んでくださったらいいですね。私がそんな職場にいたら女性のみなさんの心遣いにとても感謝すると思います。
箱買い
一人あたり数十円から200円くらいまでであれば、男性陣もお返しにお金をかけて個々に心配する必要がなくなります。男性も箱買いできますから(^^)/
箱買いの良さは安価なもので大勢の人に喜んでもらえるところにあります。そういった意味では「バレンタイン 義理チョコ」 で探してみると案外おもしろいものが見つかります。
バレンタイン 義理チョコ
ほんの気持ち
営業部であればデスクがあっても、日中ほとんど社員が出掛けているような職場もあると思います。サービス業などもそうですし、全員が顔を揃えるのもなかなかできない職場だってあります。
そんな時におすすめは、机の上にポンと置かれていたり、帰り際に「ハイ!」って渡されても「バレンタインの義理チョコ」だと一目でわかるものです。「ほんの気持ち」で探してみると、個包装に「ほんの気持ちです」とプリントされたチョコやクッキーがたくさん見つかります。
ほんの気持ち
他のメッセージでも探せます。「いつもありがとう」「感謝」などで探してみるとおもしろいかもしれません。こうったメッセージがあると、私ならほのぼのとした気持ちになって、ありがたく頂くことができます。
バレンタイン職場の義理チョコのまとめ
職場の場合、バレンタインというイベントをみんなを笑顔にするちょっとしたツールとして活用できたら最高ですね。
そのためには自分自身がまず楽しむのが一番です。もし女性間で意見がまとまらなかったら決して無理をしないでいいと思います。義理ならまだしも義務チョコになっては大変ですから。
そんな時は、割り切って職場は考えずに、自分用のチョコで楽しんだり、家族間で楽しんだり、もちろん本命の彼や旦那様に素敵なものを選んであげてください。